ギターの音を歪ませてくれるディストーションや音に奥行きを与える空間系エフェクターなど、エフェクターにはさまざまな種類があります。
その中でも足元で音量を調節できる「ボリュームペダル」というエフェクターを知っているでしょうか?
ボリュームペダルはとても便利なアイテムですが、設定する位置によっては音量だけでなくエフェクトのかかり具合にも影響するため、選び方には注意しなければいけません。
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この記事のもくじ
- 1 ボリュームペダルとは
- 2 ボリュームペダルの選び方
- 3 ボリュームペダルおすすめ14選
- 3.1 ERNIE BALL 6166 / 6168 / 6165 / 6167
- 3.2 ERNIE BALL Volume Pedal JR. 6180
- 3.3 BOSS Foot Volume FV-30H
- 3.4 VOX V860
- 3.5 JIM DUNLOP DVP4
- 3.6 Shin’s Music Perfect Volume Hybrid
- 3.7 Roland ボリュームペダル
- 3.8 BOSS FV-500H / FV-500L
- 3.9 MORLEY Steve Vais Little Alligator Vol Model
- 3.10 MOOER Mini Series Leveline
- 3.11 KORG ボリュームペダル XVP-20
- 3.12 DigiTech DOD Mini Volume ヴォリュームペダル
- 3.13 M-Audio エクスプレッションペダル EX-P
- 3.14 ZOOM エクスプレッションペダル FP02M
- 4 ボリュームペダルがあれば足元で音量を調節できる!買うときはインピーダンスに注意して選ぼう
ボリュームペダルとは
ボリュームペダルとは、足元で音量を操作できるエフェクターのことです。
ギター本体についているボリュームノブやアンプのつまみを操作するときは手を使いますが、ボリュームペダルを使えば手を使う必要はありません。
音量だけでなくエフェクトの効き具合も変わる便利なペダルで、一つ持っているだけで演奏の幅が広がります。
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ボリュームペダルの選び方
ボリュームペダルは商品によってさまざまなサイズや素材のものがあり、インピーダンス(電気抵抗)の違いによって繋ぐ順番や出せる音も変わります。
そのため、何も考えずに買ってしまうと思ったような使い方ができないかもしれません。
ここでは、自分の出したい音や環境に合わせた最適なペダルを選ぶために重要なポイントを紹介します。
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サイズ
ボリュームペダルは大きくて存在感のあるものから、コンパクトなものまでさまざまです。
大きいサイズのペダルは操作しやすく、音量の変化も細かく調整できます。
しかし、大きい分ボードの中に入りきらなかったり、重くて持ち運びにくいのがデメリットです。
手のひらに収まるほどコンパクトなものは、エフェクターボードに組み込みやすく、持ち運びにも便利です。
しかし、ペダルの可動域が狭いため細かい音量調節しづらく、慣れるまでに時間がかかります。
素材
ボリュームペダルを選ぶときは、どんな素材でできているかにも注目しましょう。
金属製のペダルは重くて持ち運びづらいですが、頑丈で衝撃に強く、耐久性に優れています。
また、地面の振動が伝わりづらいので、振動が音に影響することもあまりありません。
樹脂を使用した軽いペダルは、持ち運びやすく軽い力で操作できるというメリットがあります。
足の踏み心地を調整できるモデルもあるため、使用感にこだわりたい人にはおすすめです。
インピーダンスと設置位置
ボリュームペダルには「インピーダンス(電気抵抗)」という値があり、ペダルを繋ぐ位置によってインピーダンスが高いものが適しているか、低いものが適しているかが違います。
また、抵抗値によってエフェクトのかかり方も違うので注意が必要です。
ハイインピーダンス(抵抗値が高い)のペダルとローインピーダンス(抵抗値が低い)のペダルでは、繋ぎ方にどういった違いがあるのでしょうか。
ローインピーダンスタイプのボリュームペダル
ローインピーダンスのボリュームペダルは、電池駆動のギターやベース、キーボードで使用するときもローインピーダンスのペダルを使用しましょう。
エフェクターの一番最後で、アンプに最も近い場所にペダルを置きたいときにもローインピーダンスのペダルを使います。
誤ってハイインピーダンスの信号で使用すると音が変わってしまうので注意が必要です。
ディレイの残響や歪み系エフェクターのノイズをカットしてくれる働きもあるので、出したい音に合わせて最適なものを選びましょう。
ハイインピーダンスタイプのボリュームペダル
ギターの直後にボリュームペダルを置きたい場合は、ハイインピーダンスのペダルを使用します。
電池駆動ではないギターやベースはハイインピーダンス仕様なので、それらを使用するときもハイインピーダンスのペダルを使いましょう。
エフェクターの後にペダルをつなげたい場合は、出力側(前につないだエフェクター)よりも受け側(ペダル)のほうがインピーダンスが高ければ問題なく使用可能です。
後にエフェクターの配置を変える可能性があるときは、後ろに繋いでも問題ないようにハイインピーダンスのペダルを選びましょう。
ボリュームペダルおすすめ14選
ボリュームペダルを検索すると、さまざまなエフェクターブランドから数多くのボリュームペダルが販売されていることがわかります。
それぞれ音や使用感、値段が違うので、初めて買う人はどれを買って良いのかわからなくなってしまいますよね。
ボリュームペダルの定番モデルから個性的なブランドのペダルまで、さまざまな初心者向けの商品14選を紹介します。
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ERNIE BALL 6166 / 6168 / 6165 / 6167
「ERNIE BALL 6166 / 6168 / 6165 / 6167」は、アルミ素材でペダル部分の面積も十分広いため、ボリュームの操作が楽に行えます。
耐久性にも優れており、プロミュージシャンのライブツアーでも活躍しています。
ハイインピーダンスで最もスタンダードな6166、ローインピーダンスの6167、アンプのチャンネルを切り替える機能付きの6168、二台のアンプに音を振り分けられる6165など用途によって選べるのも魅力です。
【正規品】 ERNIE BALL 6166 ボリュームペダル 250K MONO VOLUME PEDAL パッシブ・タイプ用
ERNIE BALL Volume Pedal JR. 6180
「ERNIE BALL Volume Pedal JR. 6180」は、前述した6166をコンパクトにしたモデルです。
耐久性や音質はそのままでエフェクターボードにも組み込みやすくなっており、世界中で定番のボリュームペダルとなっています。
ギターのボリュームノブと同じポットを使っているため、ボリュームノブを操作している感覚で扱いやすいです。
踏み応えがあるタイプのペダルなので、細かく音量を調整したいときに使うと良いでしょう。
BOSS Foot Volume FV-30H
「BOSS Foot Volume FV-30H」はアルミダイキャスト製で耐久性に優れ、ペダル部分に施された凹凸によってしっかりと足に密着するペダルです。
コンパクトサイズに設計されているので、他のエフェクターの邪魔になりません。
フットペダル部分の角度もしっかりとついているので、小さいからと言って操作しづらいということもないでしょう。
操作性も良く、作りがシンプルな上に頑丈なので、ボリュームペダル最初の一台にはぴったりのモデルです。
VOX V860
「VOX V860」は音量を上げる方向と下げる方向のどちらもペダルにかかる負荷が同じで、どの方向に動かしても違和感なく操作できます。
トルク調整機能もあるので、自分好みの踏み心地にカスタマイズできるのも魅力です。
一つひとつ手作業で結線しているため、クオリティの高い音質を実現しています。
ペダルを通す前後で音質の変化はほとんどなく、純粋に音量の調節がしたいときに最適です。
JIM DUNLOP DVP4
同ブランドの人気機種「DVP3」を小型化したモデルが「JIM DUNLOP DVP4」です。
DVP3はなめらかな踏み心地で、細かく動かすときにもストレスなく操作できます。
コンパクトになったDVP4も操作感は変わらず、小さくなったためボードに組み込むのも簡単になりました。
トルク部分の調整やAUX端子によるチューナーアウトの使用など、機能面でも満足度の高いペダルです。
Jim Dunlop (ジム ダンロップ) DVP4 ボリューム ペダル ミニ Volume & Expression Mini Pedal
Shin’s Music Perfect Volume Hybrid
「Shin’s Music Perfect Volume Hybrid」は、日本を代表するエンジニアの鈴木伸一氏が開発したボリュームペダルで、一つひとつのパーツや結線など全てにこだわっています。
ハイインピーダンスとローインピーダンス両方に対応しているため、ギターの種類やエフェクターのセッティング順番を変えたいときにも便利です。
とても自然で高品質と評判が高いペダルなので、予算に余裕があれば検討してみても良いかもしれません。
Roland ボリュームペダル
「Roland ボリュームペダル」は、出力インピーダンスの高い楽器から直接繋ぐのに最適なペダルです。
ペダルの可動域を自由に変えられたり、ミニマム設定により細かい設定も可能なので音量を自由自在に変えられます。
チューナーアウトにも対応しているので、ライブ中にチューニングしたいときなどに使い勝手が良いペダルで、ボリュームペダル初心者にもおすすめです。
BOSS FV-500H / FV-500L
「BOSS FV-500H / FV-500L」は有名エフェクターブランドのBOSSが発売している、現行モデルのボリュームペダルです。
アルミ製で足に密着するような踏み心地なので、演奏しながらでも細かい操作ができます。
ボリュームペダルの名機と呼ばれる「FV100」から受け継いだ音で、音量を上げても違和感のない自然な音に仕上げてくれるのが魅力です。
MORLEY Steve Vais Little Alligator Vol Model
「MORLEY Steve Vais Little Alligator Vol Mode」はその名の通り、スティーヴ・ヴァイが使用したボリュームペダルのシグネイチャーモデルです。
光学式のペダルを採用した静かでスムーズな操作感が特徴で、細かい設定ができるためライブでも大活躍します。
ペダルを通しても音質はほとんど変化せず、楽器本来の音やエフェクターでの音作りを自然に出せるのも使いやすいポイントです。
MOOER Mini Series Leveline
コンパクトなサイズのエフェクターが人気のブランドで、ミニサイズにも関わらず機能性が高いペダルが「MOOER Mini Series Leveline」です。
フットペダル部分が折り畳み式なので、使わないときや持ち運びの際は折りたたんでコンパクトになります。
また、特別な回路を使用することでハイインピーダンスとローインピーダンスどちらにも対応できるので、使い勝手が良いのも人気の理由でしょう。
KORG ボリュームペダル XVP-20
「KORG ボリュームペダル XVP-20」はローインピーダンスのペダルで、ステレオの出力・入力端子を備えたペダルです。
端子の横にあるミニマム設定のつまみを使えば、より細かい設定ができます。
ペダルのトルクを調整することでペダルの重さを変えることができ、自分の好みの踏み心地を再現できるのも魅力です。
歪んだ音と相性が良いため、歪みの音量をコントロールするペダルを探しているときは、これを選べば間違いないでしょう。
DigiTech DOD Mini Volume ヴォリュームペダル
「DigiTech DOD Mini Volume ヴォリュームペダル」は、エフェクターボードに組み込みやすいコンパクトサイズで、持ち運びにも困りません。
音量を小さくして使っても高音域をしっかりと出してくれるため、抜けが良く存在感のある音になるのも魅力です。
金属製で頑丈な上、ペダルの可動部分には故障しにくいギアを採用しているので長く使えます。
使い勝手も良く頑丈なため、初めてのボリュームペダルにもおすすめです。
M-Audio エクスプレッションペダル EX-P
「M-Audio エクスプレッションペダル EX-P」これ一つあれば、ボリューム調節やモジュレーションなど、さまざまなコントロールができ、演奏の幅をグッと広げてくれます。
とても軽くて持ち運びやすく、モールド加工を施した高い耐久性も魅力です。
極性スイッチを内蔵しているので、さまざまなメーカーのエフェクターで使えます。
値段も1500円程度と非常に安いので、一つ持っておいて損はありません。
ZOOM エクスプレッションペダル FP02M
「ZOOM エクスプレッションペダル FP02M」は、ZOOM社製のエフェクター用のボリュームペダルで、金属でできた頑丈なボディが特徴です。
しっかりとした重量があり、安定感がある上にペダルの負荷は軽く、踏み心地の良さも人気の理由となっています。
価格が安く、ワウペダルやピッチシフトペダルとしても使えるので、ZOOM社のエフェクターを使用している人はぜひ一つ持っておきたい商品です。
ボリュームペダルがあれば足元で音量を調節できる!買うときはインピーダンスに注意して選ぼう
歪み系や空間系など、さまざまなエフェクターを使うギタリストは多いと思いますが、ボリュームぺダルを導入することで足元で自在に音量を操れるようになります。
また、セッティングによってはエフェクターの効き具合をコントロールすることも可能なのです。
初めてボリュームペダルを買うときはどれを選べば良いか迷うかもしれません。
そんなときは、インピーダンスの値に注意しながら、自分の演奏する環境や出したい音に合ったペダルを見つけてくださいね。
この記事のまとめ!
- ボリュームペダルとは、足元で音量やエフェクターの効き具合をを調節するペダルのこと
- サイズや素材によって耐久性や踏み心地が異なる
- 選ぶときはインピーダンスの値に注意して、自分の演奏環境に合ったものを選ぼう
- ローインピーダンスのペダルにハイインピーダンスの信号を流さないように注意しよう