風かぜが吹ふいていた
昭和しょうわも終おわりに近ちかい頃ころ
なごりの追風おいかぜ 吹ふいていた
小ちいさな原はらっぱひしめきあって
男達おとこたちは無我夢中むがむちゅう
夢ゆめと云いう名なの奴凧やっこだこ
天てんを仰あおいで揚あげていた
凧たこ 凧たこ 揚あがれ 天てんまで揚あがれ
妻つまや子こを顧かえりみず
俺おれも 俺おれもあの頃ころは
やっぱり奴凧やっこだこ 揚あげていたよ
今いまは吹ふき曝さらし
昭和しょうわの時代じだいも過去かこになり
千切ちぎれた想おもい出で 吹ふき曝さらし
乾かわいた原はらっぱ昔むかしを偲しのび
星ほしも消きえた空そらを見みる
夢ゆめと云いう名なの奴凧やっこだこ
どこか遠とおくへ飛とんでった
凧たこ 凧たこ 揚あがれ 天てんまで揚あがれ
ほろ苦にがい酒さけを飲のみ
俺おれは 俺おれはこっそりと
心こころに奴凧やっこだこ 揚あげてみたよ
凧たこ 凧たこ 揚あがれ 天てんまで揚あがれ
妻つまや子こを愛あいしつつ
俺おれは 俺おれは明日あしたもまた
希望きぼうの奴凧やっこだこ 揚あげて生いきる
風kazeがga吹fuいていたiteita
昭和syouwaもmo終oわりにwarini近chikaいi頃koro
なごりのnagorino追風oikaze 吹fuいていたiteita
小chiiさなsana原haraっぱひしめきあってppahishimekiatte
男達otokotachiはha無我夢中mugamuchuu
夢yumeとto云iうu名naのno奴凧yakkodako
天tenをwo仰aoいでide揚aげていたgeteita
凧tako 凧tako 揚aがれgare 天tenまでmade揚aがれgare
妻tsumaやya子koをwo顧kaeriみずmizu
俺oreもmo 俺oreもあのmoano頃koroはha
やっぱりyappari奴凧yakkodako 揚aげていたよgeteitayo
今imaはha吹fuきki曝saraしshi
昭和syouwaのno時代jidaiもmo過去kakoになりninari
千切chigiれたreta想omoいi出de 吹fuきki曝saraしshi
乾kawaいたita原haraっぱppa昔mukashiをwo偲shinoびbi
星hoshiもmo消kiえたeta空soraをwo見miるru
夢yumeとto云iうu名naのno奴凧yakkodako
どこかdokoka遠tooくへkuhe飛toんでったndetta
凧tako 凧tako 揚aがれgare 天tenまでmade揚aがれgare
ほろhoro苦nigaいi酒sakeをwo飲noみmi
俺oreはha 俺oreはこっそりとhakossorito
心kokoroにni奴凧yakkodako 揚aげてみたよgetemitayo
凧tako 凧tako 揚aがれgare 天tenまでmade揚aがれgare
妻tsumaやya子koをwo愛aiしつつshitsutsu
俺oreはha 俺oreはha明日ashitaもまたmomata
希望kibouのno奴凧yakkodako 揚aげてgete生iきるkiru