―それは 生せいと死しの 物語ものがたり
“戦たたかって、逃にげて、生いきて、死しぬ旅路たびじを往ゆく覚悟かくご”
思おもい出だせるのはいつでも
苦にがすぎる後悔こうかいばかり
繰くり返かえし繰くり返かえした過ことを
また幾度重いくどかさねながら
明日ゆくさきに目めを閉とじたまま
ただ手探てさぐりて歩あるき続つづけた
本当ほんとうはいつだってずっと
そう 迷まよいの闇やみにいた
それても今いま かすかな光ひかりは
夜よるを照てらし 標しるべを灯ともした
過すぎていった全すべてのものを
取とり戻もどせなくても
この手ての中なかにまだ残のこってるカケラはきっと
自分じぶんだけのものだから
迷まよわずに生命いのちの涯はてへと進すすめ
―感覚かんかくより、刹那せつなより
恐おそれは深ふかく 脚あしは震ふるえていても
―思考しこうすること 己おのれが魂たましいをかけて
この胸むねに描えがいた 光ひかりの軌跡きせきを
―自分じぶんの生せいも死しも
ただまっすぐに顔かおを上あげて 見据みすえて
―自分じぶんだけのものだから
時間ときは水みずの流ながれるように
留とまることなく零こぼれて
言いい訳わけで濁にごし閉とざした日ひに
諦あきらめを数かぞえながら
望のぞまない争あらそいの中なか
傷きずつきながら でも気きづいてた
本当ほんとうはいつたってずっと
そう 誰だれかが傍そばにいた
色彩いろを結むすぶ 確たしかな光ひかりは
胸むねを照てらし 願ねがいを灯ともした
取とるに足たりない愚おろかなユメと
誰だれが嗤わらうとも
この手ての中なかに今握いまにぎってる思おもいはきっと
自分じぶんだけのものだから
泥どろの中なか 躓つまづき終ついまで足掻あがけ
痛いたみは深ふかく 傷きずは血ちに汚よごれても
この胸むねに抱だいた 祈いのりの軌跡きせきと
ただまっすぐに 君きみを見上みあげながら
“自分じぶんの生せいと死しは自分じぶんだけのものだから”
“恐おそれずに進すすめ 振ふり返かえらずに 己おのれの道みちを”
魂たましいは 血肉ちにくに刻きざまれた証あかし
この身みはいつか 灰塵ちりと消きえるとしても
たたひとつ遺のこした 生命いのちの軌跡きせきは
足跡あしあとに咲さいた 名前なまえもない花はな
―それはsoreha 生seiとto死shiのno 物語monogatari
“戦tatakaってtte、逃niげてgete、生iきてkite、死shiぬnu旅路tabijiをwo往yuくku覚悟kakugo”
思omoいi出daせるのはいつでもserunohaitsudemo
苦nigaすぎるsugiru後悔koukaiばかりbakari
繰kuりri返kaeしshi繰kuりri返kaeしたshita過kotoをwo
またmata幾度重ikudokasaねながらnenagara
明日yukusakiにni目meをwo閉toじたままjitamama
ただtada手探tesaguりてrite歩aruきki続tsuduけたketa
本当hontouはいつだってずっとhaitsudattezutto
そうsou 迷mayoいのino闇yamiにいたniita
それてもsoretemo今ima かすかなkasukana光hikariはha
夜yoruをwo照teらしrashi 標shirubeをwo灯tomoしたshita
過suぎていったgiteitta全subeてのものをtenomonowo
取toりri戻modoせなくてもsenakutemo
このkono手teのno中nakaにまだnimada残nokoってるtteruカケラkakeraはきっとhakitto
自分jibunだけのものだからdakenomonodakara
迷mayoわずにwazuni生命inochiのno涯hateへとheto進susuめme
―感覚kankakuよりyori、刹那setsunaよりyori
恐osoれはreha深fukaくku 脚ashiはha震furuえていてもeteitemo
―思考shikouすることsurukoto 己onoreがga魂tamashiiをかけてwokakete
このkono胸muneにni描egaいたita 光hikariのno軌跡kisekiをwo
―自分jibunのno生seiもmo死shiもmo
ただまっすぐにtadamassuguni顔kaoをwo上aげてgete 見据misuえてete
―自分jibunだけのものだからdakenomonodakara
時間tokiはha水mizuのno流nagaれるようにreruyouni
留toまることなくmarukotonaku零koboれてrete
言iいi訳wakeでde濁nigoしshi閉toざしたzashita日hiにni
諦akiraめをmewo数kazoえながらenagara
望nozoまないmanai争arasoいのino中naka
傷kizuつきながらtsukinagara でもdemo気kiづいてたduiteta
本当hontouはいつたってずっとhaitsutattezutto
そうsou 誰dareかがkaga傍sobaにいたniita
色彩iroをwo結musuぶbu 確tashiかなkana光hikariはha
胸muneをwo照teらしrashi 願negaいをiwo灯tomoしたshita
取toるにruni足taりないrinai愚oroかなkanaユメyumeとto
誰dareがga嗤waraうともutomo
このkono手teのno中nakaにni今握imanigiってるtteru思omoいはきっとihakitto
自分jibunだけのものだからdakenomonodakara
泥doroのno中naka 躓tsumaduきki終tsuiまでmade足掻agaけke
痛itaみはmiha深fukaくku 傷kizuはha血chiにni汚yogoれてもretemo
このkono胸muneにni抱daいたita 祈inoりのrino軌跡kisekiとto
ただまっすぐにtadamassuguni 君kimiをwo見上miaげながらgenagara
“自分jibunのno生seiとto死shiはha自分jibunだけのものだからdakenomonodakara”
“恐osoれずにrezuni進susuめme 振fuりri返kaeらずにrazuni 己onoreのno道michiをwo”
魂tamashiiはha 血肉chinikuにni刻kizaまれたmareta証akashi
このkono身miはいつかhaitsuka 灰塵chiriとto消kiえるとしてもerutoshitemo
たたひとつtatahitotsu遺nokoしたshita 生命inochiのno軌跡kisekiはha
足跡ashiatoにni咲saいたita 名前namaeもないmonai花hana