最さい果はての土と地ちに 粉こな雪ゆきが舞まえば
因いん習しゅうの村むらは 祝しゅく祭さいの季き節せつ
伝でん説せつの時ときを 幾年いくとせも越こえて
戒いましめのために 客人まれびとは来きたる
山やまより重おもい 人ひとの罪つみ
海うみより深ふかい 人ひとの業ごう
なまげものは いねが
泣ないでるわらしは いねが
ざんばらの髪かみと わらしべの羽織はおり
赤せき色しょくの顔かおに 憤ふん怒どだけが灯ともる
迷めい妄もうで惑まどう 輩ともがらを憂うれい
発ほつ願がんの元もとに 鬼おに神がみとなれる
夜よるより暗くらい 人ひとの性さが
火ひよりも熱あつい 人ひとの欲よく
なまげものは いねが
泣ないでるわらしは いねが
厳きびしさ それが愛あいじゃ
激はげしさ それが慈じ悲ひじゃ
手て心ごころ それが毒どくじゃ
なまげものは いねが
泣ないでるわらしは いねが
なまげものは いねが
泣ないでるわらしは いねが
なまげものは いねが
泣ないでるわらしは いねが
最sai果haてのteno土to地chiにni 粉kona雪yukiがga舞maえばeba
因in習syuuのno村muraはha 祝syuku祭saiのno季ki節setsu
伝den説setsuのno時tokiをwo 幾年ikutoseもmo越koえてete
戒imashiめのためにmenotameni 客人marebitoはha来kiたるtaru
山yamaよりyori重omoいi 人hitoのno罪tsumi
海umiよりyori深fukaいi 人hitoのno業gou
なまげものはnamagemonoha いねがinega
泣naいでるわらしはideruwarashiha いねがinega
ざんばらのzanbarano髪kamiとto わらしべのwarashibeno羽織haori
赤seki色syokuのno顔kaoにni 憤fun怒doだけがdakega灯tomoるru
迷mei妄mouでde惑madoうu 輩tomogaraをwo憂ureいi
発hotsu願ganのno元motoにni 鬼oni神gamiとなれるtonareru
夜yoruよりyori暗kuraいi 人hitoのno性saga
火hiよりもyorimo熱atsuいi 人hitoのno欲yoku
なまげものはnamagemonoha いねがinega
泣naいでるわらしはideruwarashiha いねがinega
厳kibiしさshisa それがsorega愛aiじゃja
激hageしさshisa それがsorega慈ji悲hiじゃja
手te心gokoro それがsorega毒dokuじゃja
なまげものはnamagemonoha いねがinega
泣naいでるわらしはideruwarashiha いねがinega
なまげものはnamagemonoha いねがinega
泣naいでるわらしはideruwarashiha いねがinega
なまげものはnamagemonoha いねがinega
泣naいでるわらしはideruwarashiha いねがinega