熱あつい陽射ひざしに
飛とび込こむ僕ぼくは
揺ゆれる波間なみまに
溶とけて消きえる
風かぜに抱だかれて
思おもい出だすのは
笑わらうふたりの
褪あせたフィルム
眼めを閉とじて
甘あまい
口くちづけは
遠とおい夏なつのかけら
溢あふれる光ひかりに包つつまれて
僕ぼくたちは影かげを見失みうしなった
過すぎ去さった日々ひびが
限かぎりなく
鮮あざやかに
夕闇ゆうやみの空そらに
蘇よみがえる
焼やけた素肌すはだに
飛とび込こむ僕ぼくは
揺ゆれる谷間たにまに
溶とけて消きえる
打うち寄よせる悲かなしみに
溺おぼれる夜よるは
青あおい波間なみまに
深ふかく深ふかく
眼めを閉とじて
甘あまい
ありふれた
遠とおい夏なつのかけら
溢あふれる光ひかりに包つつまれて
僕ぼくたちは影かげを見失みうしなった
時間じかんより速はやく
駆かけ抜ぬけた
君きみは今いま
暮くれかけた空そらに
浮うかんでる
熱atsuいi陽射hizaしにshini
飛toびbi込koむmu僕bokuはha
揺yuれるreru波間namimaにni
溶toけてkete消kiえるeru
風kazeにni抱daかれてkarete
思omoいi出daすのはsunoha
笑waraうふたりのufutarino
褪aせたsetaフィルムfirumu
眼meをwo閉toじてjite
甘amaいi
口kuchiづけはdukeha
遠tooいi夏natsuのかけらnokakera
溢afuれるreru光hikariにni包tsutsuまれてmarete
僕bokuたちはtachiha影kageをwo見失miushinaったtta
過suぎgi去saったtta日々hibiがga
限kagiりなくrinaku
鮮azaやかにyakani
夕闇yuuyamiのno空soraにni
蘇yomigaeるru
焼yaけたketa素肌suhadaにni
飛toびbi込koむmu僕bokuはha
揺yuれるreru谷間tanimaにni
溶toけてkete消kiえるeru
打uちchi寄yoせるseru悲kanaしみにshimini
溺oboれるreru夜yoruはha
青aoいi波間namimaにni
深fukaくku深fukaくku
眼meをwo閉toじてjite
甘amaいi
ありふれたarifureta
遠tooいi夏natsuのかけらnokakera
溢afuれるreru光hikariにni包tsutsuまれてmarete
僕bokuたちはtachiha影kageをwo見失miushinaったtta
時間jikanよりyori速hayaくku
駆kaけke抜nuけたketa
君kimiはha今ima
暮kuれかけたrekaketa空soraにni
浮uかんでるkanderu