夏服 最後の日 歌詞 杉山清貴 ふりがな付

夏服なつふく 最後さいごの日ひ汚よごれた船ふねが眠ねむった桟橋さんばし
なじみのBARも 店みせを閉しめるよ
こんなに好すきな YOKOHAMAなのにね
そばにいたいと 君きみは泣ないた

潮風しおかぜの匂においがする
古着ふるぎを着きて 海うみを見みてた 季節きせつが終おわる

愛あいを抱だきしめても
愛あいに傷きずついて
ふたりは想おもい出でから
遠とおざかるのさ

せめて微笑ほほえみだけ
ぼくにくれないか夏服なつふく最後さいごの日ひだから

工場こうじょう跡あとの星屑ほしくず まぎれて
きりがないほど KISSをした夜よる
ノイズだらけの ラジオのBALLAD
いまでは誰だれも もう聴きかない

なにも変かわらないと
信しんじたのは決けっして嘘うそじゃなかったけれど

どんな夏なつを過すぎて どんな夢ゆめを見みて
心こころはさみしさまで 許ゆるせるのだろう

今夜こんやふりむくのは 一度いちどきりでいい
なにもかも幻まぼろしだから

失うしなうものばかりが まぶしい
海うみの色いろに瞳ひとみを閉とじる

愛あいを抱だきしめても
愛あいに傷きずついて
ふたりは想おもい出でから 遠とおざかるけど

せめて微笑ほほえみだけ ぼくにくれないか
夏服なつふく最後さいごの日ひを 忘わすれたくない