呼吸こきゅうはとうに止とまってた
風かぜが運はこんだ砂すなに埋うもれ
皮膚ひふは分厚ぶあつく乾かわいた
私自身わたしじしんを捨すてられず
水みずは底そこで腐くさってた
明日あすもあると思おもい込こんでた
だけどまた行いこう
足あしはまだ動うごくから
どこまでも歩あるいても風かぜの中なか
夜明よあけの光ひかりさえ忘わすれそうだ
それでも今いまをただ
生いきてみるしかないんだろう
風かぜの中なかを
傷きずつくこと恐おそれて
感覚かんかくごと失うしなうなら
強つよく痛いたみ感かんじても
自分じぶんの生命握いのちにぎっていたい
だからもう行いこう
何なにもかも脱ぬぎ捨すてたら
喜よろこび悲かなしみも風かぜの中なか
その全すべてが私わたしを生いかしてく
ひりつく新あたらしい
肌はだのまま走はしりだすよ
風かぜの中なかを
息いきが苦くるしいほど強つよい風かぜ
吹ふき返かえした呼吸こきゅうで突つき破やぶる
無防備むぼうびな心こころのまま
指差ゆびさした方向ほうこうへ
風かぜが吹ふく
呼吸kokyuuはとうにhatouni止toまってたmatteta
風kazeがga運hakoんだnda砂sunaにni埋uもれmore
皮膚hifuはha分厚buatsuくku乾kawaいたita
私自身watashijishinをwo捨suてられずterarezu
水mizuはha底sokoでde腐kusaってたtteta
明日asuもあるとmoaruto思omoいi込koんでたndeta
だけどまたdakedomata行iこうkou
足ashiはまだhamada動ugoくからkukara
どこまでもdokomademo歩aruいてもitemo風kazeのno中naka
夜明yoaけのkeno光hikariさえsae忘wasuれそうだresouda
それでもsoredemo今imaをただwotada
生iきてみるしかないんだろうkitemirushikanaindarou
風kazeのno中nakaをwo
傷kizuつくことtsukukoto恐osoれてrete
感覚kankakuごとgoto失ushinaうならunara
強tsuyoくku痛itaみmi感kanじてもjitemo
自分jibunのno生命握inochinigiっていたいtteitai
だからもうdakaramou行iこうkou
何naniもかもmokamo脱nuぎgi捨suてたらtetara
喜yorokoびbi悲kanaしみもshimimo風kazeのno中naka
そのsono全subeてがtega私watashiをwo生iかしてくkashiteku
ひりつくhiritsuku新ataraしいshii
肌hadaのままnomama走hashiりだすよridasuyo
風kazeのno中nakaをwo
息ikiがga苦kuruしいほどshiihodo強tsuyoいi風kaze
吹fuきki返kaeしたshita呼吸kokyuuでde突tsuきki破yabuるru
無防備muboubiなna心kokoroのままnomama
指差yubisaしたshita方向houkouへhe
風kazeがga吹fuくku