若わかいくせして
山やまのふもとの
湯ゆの町まちにひとりで
たずねて来きた
君きみと別わかれた 悲かなしみを
ここで忘わすれて
しまえるかと
岩風呂湯いわぶろゆの中なか
目めを閉とじりゃ
谷川たにがわのせせらぎが
胸むねに胸むねにしみるよ
悲かなしみよけいに 深ふかくなる
湯ゆけむりの町まち
何なにをしてるか 君きみは今頃いまごろ
はがき出だしたら
来きてくれるか
はなればなれに なる前まえに
君きみとふたりで
来くりゃよかった
三味しゃみの音ねきこえる
どこからか
この土地とちの歌うただろうか
妙みょうに妙みょうにさびしい
明日あしたは帰かえろか 君きみのもと
湯ゆけむりの町まち
酒さけなど飲のんでも
さびしいよ
山やまあいに昇のぼる月つき
ひとりひとり見みている
明日あしたは帰かえろか 君きみのもと
湯ゆけむりの町まち
若wakaいくせしてikuseshite
山yamaのふもとのnofumotono
湯yuのno町machiにひとりでnihitoride
たずねてtazunete来kiたta
君kimiとto別wakaれたreta 悲kanaしみをshimiwo
ここでkokode忘wasuれてrete
しまえるかとshimaerukato
岩風呂湯iwaburoyuのno中naka
目meをwo閉toじりゃjirya
谷川tanigawaのせせらぎがnoseseragiga
胸muneにni胸muneにしみるよnishimiruyo
悲kanaしみよけいにshimiyokeini 深fukaくなるkunaru
湯yuけむりのkemurino町machi
何naniをしてるかwoshiteruka 君kimiはha今頃imagoro
はがきhagaki出daしたらshitara
来kiてくれるかtekureruka
はなればなれにhanarebanareni なるnaru前maeにni
君kimiとふたりでtofutaride
来kuりゃよかったryayokatta
三味syamiのno音neきこえるkikoeru
どこからかdokokaraka
このkono土地tochiのno歌utaだろうかdarouka
妙myouにni妙myouにさびしいnisabishii
明日ashitaはha帰kaeろかroka 君kimiのもとnomoto
湯yuけむりのkemurino町machi
酒sakeなどnado飲noんでもndemo
さびしいよsabishiiyo
山yamaあいにaini昇noboるru月tsuki
ひとりひとりhitorihitori見miているteiru
明日ashitaはha帰kaeろかroka 君kimiのもとnomoto
湯yuけむりのkemurino町machi