嵐あらし吹ふきまく 峯みねふもと
ながれ危あやうき 丸木橋まるきばし
渡わたるは誰だれぞ うるわし乙女おとめ
紅あかきくちびる ああサヨン
晴はれの戦いくさに 出いでてたもう
雄々おおし師しの君きみ なつかしや
担になう荷物にもつに 歌うたさえ朗ほがらら
雨あめはふるふる ああサヨン
散ちるや嵐あらしに 花はな一枝ひとえ
消きえて哀かなしき 水みずけむり
藩ばん社しゃの森もりに 小鳥ことりは啼なけど
何故なぜに帰かえらぬ ああサヨン
清きよき乙女おとめの 真心まごころを
誰だれか涙なみだに 偲しのばざる
南みなみの島しまの たそがれ深ぶかく
鐘かねは鳴なる鳴なる ああサヨン
嵐arashi吹fuきまくkimaku 峯mineふもとfumoto
ながれnagare危ayaうきuki 丸木橋marukibashi
渡wataるはruha誰dareぞzo うるわしuruwashi乙女otome
紅akaきくちびるkikuchibiru ああaaサヨンsayon
晴haれのreno戦ikusaにni 出ideてたもうtetamou
雄々ooしshi師shiのno君kimi なつかしやnatsukashiya
担ninaうu荷物nimotsuにni 歌utaさえsae朗hogaraらra
雨ameはふるふるhafurufuru ああaaサヨンsayon
散chiるやruya嵐arashiにni 花hana一枝hitoe
消kiえてete哀kanaしきshiki 水mizuけむりkemuri
藩ban社syaのno森moriにni 小鳥kotoriはha啼naけどkedo
何故nazeにni帰kaeらぬranu ああaaサヨンsayon
清kiyoきki乙女otomeのno 真心magokoroをwo
誰dareかka涙namidaにni 偲shinoばざるbazaru
南minamiのno島shimaのno たそがれtasogare深bukaくku
鐘kaneはha鳴naるru鳴naるru ああaaサヨンsayon