二人ふたりで暮くらした 港町みなとまち
やっと掴つかんだ 幸しあわせなのに
ひとり旅たびする 冷つめたいあなた
私わたしを置おいて 何処どこへゆく
船ふねが出でて行いく 夜霧よぎりを連つれて
涙なみだこぼれる お別わかれ波止場はとば
雲間くもまに隠かくれる 月明つきあかり
ひとり飲のんでは 涙なみだに暮くれて
遠とおい他国たこくの 夜風よかぜに吹ふかれ
心こころは寒さむく ないですか
霧きりに霞かすんだ 連絡船れんらくせんに
乗のせて下ください お願ねがいだから
遥はるかな旅路たびじを 追おいかけて
辿たどり着ついたら 小泊こどまり港こう
好すきで添そえない 女おんなの辛つらさ
未練みれんが残のこる 桟橋さんばしで
沈しずむ夕日ゆうひが 心こころに沁しみて
これでさよなら お別わかれ波止場はとば
二人futariでde暮kuらしたrashita 港町minatomachi
やっとyatto掴tsukaんだnda 幸shiawaせなのにsenanoni
ひとりhitori旅tabiするsuru 冷tsumeたいあなたtaianata
私watashiをwo置oいてite 何処dokoへゆくheyuku
船funeがga出deてte行iくku 夜霧yogiriをwo連tsuれてrete
涙namidaこぼれるkoboreru おo別wakaれre波止場hatoba
雲間kumomaにni隠kakuれるreru 月明tsukiaかりkari
ひとりhitori飲noんではndeha 涙namidaにni暮kuれてrete
遠tooいi他国takokuのno 夜風yokazeにni吹fuかれkare
心kokoroはha寒samuくku ないですかnaidesuka
霧kiriにni霞kasuんだnda 連絡船renrakusenにni
乗noせてsete下kudaさいsai おo願negaいだからidakara
遥haruかなkana旅路tabijiをwo 追oいかけてikakete
辿tadoりri着tsuいたらitara 小泊kodomari港kou
好suきでkide添soえないenai 女onnaのno辛tsuraさsa
未練mirenがga残nokoるru 桟橋sanbashiでde
沈shizuむmu夕日yuuhiがga 心kokoroにni沁shiみてmite
これでさよならkoredesayonara おo別wakaれre波止場hatoba