浅草物語 歌詞
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夢ゆめの破片はへんを 集あつめても
元もとの躰からだにゃ 返かえれぬものを
なぜに浅草えんこの 灯あかりが恋こいし
紅あかい花はなびら 夜空よぞらになげて
見みればはかない 流ながれ星ぼし
今いまじゃ隅田すみたも 想おもい出でだけに
生いきる女おんなの 船着場ふなつきば
褪あせた色香いろかに ルージュを塗ぬって
煙草たばこ輪わに吹ふく この頃ごろは
宵よいの六区ろくくの 切紙細工きりがみざいく
どこに私わたしの 夢ゆめがある
馬骨
2022/12/24 04:49
島田磬也作詞、大久保徳次郎作曲の歌である・・将に浅草物語である、墨田で壊れてしまった人形の身は、壊れた破片を集めてももう元には戻らない、欠片を空に投げれば悲しい流れ星に成るだけである・・なのになぜか浅草が恋しく思う・・早い話が生きる女の船着き場が浅草だと言っている・・だが壊れた人形は最近では煙草を吹かすようになり、宵のロックの切り紙細工である、夢なんかないが、行くところもない・・