傾奇狂い歌 歌詞 角田信朗 ふりがな付

「もののふどもよ!いざ狂くるえ!!」

傾かぶき狂くるえ!轟とどろけ!ごうごう!
命いのち 血潮ちしお 漢おとこたちよ 果はてるまで
叫さけべ!!

うおーおおおお うおーおおお
うおーおおおお うおーおおお

聞きけ!大気たいき揺ゆるがす 幾千万いくせんまんの雄叫おたけび
行いけ!眼まなこ焼やき付つく 真まっ赤かに滾たぎる血煙ちけむり

目指めざす首級しゅきゅうぞ 突つっ走ぱしれ!
ギリギリギリ ギリギリギリ
矢玉やだまがかする!
ギリギリギリ 刃やいばをかわせ!

生いくるは瞬間いま! 死しぬは一定いちじょう!
生うまれ落おちて死しにゆく それでいいさ
さすらばこの 命いのちの炎ほのお
燃もえて燃もやし
漢おとこたちよ 倒たおれても
傾かぶき狂くるえ!!

うおーおおおお うおーおおお
うおーおおおお うおーおおお

聞きけ!空そらが裂さけるぞ 地獄じごくの馬うまの咆哮ほうこう
泣なけ!鬼おにも獣けものも 震ふるえあがらす松風まつかぜ

振ふるう朱槍しゅやりに首くびが舞まう
トラトラトラ トラトラトラ
あれこそ虎とらだ
ハナハナハナ いくさの花はなよ

傾かぶき狂くるえ!走はしれよ!どうどう!
一番槍いちばんやり 敵てきの頭上ずじょう 乗のり越こえ
傾かぶいてみろ! 狂くるってみろ!
見みろよあれが 前田まえだ慶次けいじ 艶姿あですがた
花はなの慶次けいじ

勝かちと見みれば 負まけが始はじまるのさ
やるかやられるか(命いのち尽つくす)…勝負しょうぶ!

「これより我われら修羅しゅらに入はいる!!
仏ほとけと会あえば仏ほとけを斬きり!!
鬼おにと会あえば鬼おにを斬きる!!
ただ一駆ひとかけに敵城てきじょうへ攻せめ入いれ!!」

「傾かぶき通とおす覚悟かくごはあるか!!」
(うおおおおおおおおおおおお!!)
「狂くるい通とおす覚悟かくごはあるか!!」
(うおおおおおおおおおおおお!!)
「いいかよく聞きけ!もののふどもよ!!」
「いざ尋常じんじょうに!!」
「傾かぶき狂くるえぇっ!!」
(うおおおおおおおおおおおお!!)

目指めざす首級しゅきゅうぞ 目めの前まえだ!(突つっ走ぱしれ!)
ギリギリギリ ギリギリギリ
矢玉やだまがかする!
ギリギリギリ 槍やりをかわせ
ギリギリギリ 刃やいばをかわせ!

傾かぶき狂くるえ!走はしれよ!どうどう!
一番槍いちばんやり 敵てきの頭上ずじょう 乗のり越こえ
傾かぶいてみろ! 狂くるってみろ!
見みろよあれが 前田まえだ慶次けいじ 漢おとこだ
天あめに地つちに いざ轟とどろけ
命いのち 血潮ちしお 漢おとこたちよ 果はてるまで
傾かぶき狂くるえ!!

うおーおおおお うおーおおお
うおーおおおお うおーおおお