つがもない声こえを 杓子しゃくしの柄えで 酌くむ
浅慮せんりょ 賺すし合あい乍ながら
慟とうきを弄まさぐる 非道ひどうにのみ 有ある 救すくい 問とい掛かけは 無意味むいみ
冥くらき 怒いかりの 目見まみが 抉くじられてゆく
怖おじよ いざや 此この 天獄てんごくを お前まえに
天そらよ 見みたか 其その 厳げん霊れいは 此処ここに在ある
遣やる瀬せ無なく 戦慄わななき
留処とめどない汚辱おじょく
口惜くちおしきは 其その 態なりぞ 嘲笑あざわらい乍ながら
偽善ぎぜんを模かたどる 下卑げびた 入いれ智慧ぢえの 謳うた
斜はす向むいた儘ままで
黙もだせ 裁さばかれぬなら 直ただちに 放はなて
怖おじよ いざや 此この 天獄てんごくを お前まえに
天そらよ 見みたか 其その 厳げん霊れいは 此処ここに在ある
下衆げすに 踏ふみ躙にじられて
理念りねんを求もとめても 還かえらぬ 光ひかり
贖あがなえ いざや 此この 天獄てんごくを お前まえに
天そらよ 見みたか 其その 厳げん霊れいは 此処ここに在ある
遣やる瀬せ無なく 戦慄わなないて
此この 劫ごう罰ばつを 奴等やつらに
黄泉よみよ 見みたか 其その 代だい員いんは 天そらに在ある
古義こぎの 火ひが 消きゆるとも
天獄そらに 墜おちよ
つがもないtsugamonai声koeをwo 杓子syakushiのno柄eでde 酌kuむmu
浅慮senryo 賺suしshi合aいi乍nagaらra
慟touきをkiwo弄masaguるru 非道hidouにのみninomi 有aるru 救sukuいi 問toいi掛kaけはkeha 無意味muimi
冥kuraきki 怒ikaりのrino 目見mamiがga 抉kujiられてゆくrareteyuku
怖oじよjiyo いざやizaya 此koのno 天獄tengokuをwo おo前maeにni
天soraよyo 見miたかtaka 其soのno 厳gen霊reiはha 此処kokoにni在aるru
遣yaるru瀬se無naくku 戦慄wananaきki
留処tomedoないnai汚辱ojoku
口惜kuchioしきはshikiha 其soのno 態nariぞzo 嘲笑azawaraいi乍nagaらra
偽善gizenをwo模katadoるru 下卑gebiたta 入iれre智慧jieのno 謳uta
斜hasu向muいたita儘mamaでde
黙modaせse 裁sabaかれぬならkarenunara 直tadaちにchini 放hanaてte
怖oじよjiyo いざやizaya 此koのno 天獄tengokuをwo おo前maeにni
天soraよyo 見miたかtaka 其soのno 厳gen霊reiはha 此処kokoにni在aるru
下衆gesuにni 踏fuみmi躙nijiられてrarete
理念rinenをwo求motoめてもmetemo 還kaeらぬranu 光hikari
贖aganaえe いざやizaya 此koのno 天獄tengokuをwo おo前maeにni
天soraよyo 見miたかtaka 其soのno 厳gen霊reiはha 此処kokoにni在aるru
遣yaるru瀬se無naくku 戦慄wananaいてite
此koのno 劫gou罰batsuをwo 奴等yatsuraにni
黄泉yomiよyo 見miたかtaka 其soのno 代dai員inはha 天soraにni在aるru
古義kogiのno 火hiがga 消kiゆるともyurutomo
天獄soraにni 墜oちよchiyo