KOE 歌詞 ASCA ふりがな付

まぶたの向むこう側がわ
追憶ついおくの景色けしきは
薄うすれてゆく 淡あわい陽炎かげろう
指先ゆびさきかすめて

痛いたみも哀かなしみも
知しらずに生いきてたら
胸むねの奥おくの温ぬくもりさえ
気きづかずにいたのかな

今いま 微かすかに届とどいたその声こえが
孤独こどくを切きり裂さき導みちびく光ひかり
曖昧あいまいな世界せかいを照てらすような
愛いとしさを 優やさしさを
涙なみだは枯かれ果はてても
記憶きおくに焼やき付ついてる

思おもい出だすかのように
手繰たぐり寄よせるかのように
探さがしていた あてもないまま
はぐれた過去かこの先さきで

まだ 聴きこえているかな?
まだ 憶おぼえているかな?
届とどける事ことが出来できるなら
もう一度いちどだけ この願ねがいを

いらないよ いらないよ
いつかは消きえてしまうでしょ
いらないよ いらないのに
心こころは居場所いばしょ求もとめて

まだ 僅わずかに残のこった 感覚かんかくは
優やさしい灯火ともしびにも似にた 痛いたみ
会あいたいと叫さけぶ 胸むねの鼓動こどうは
いつまでも いつまででも

今いま 確たしかに響ひびいたその声こえが
孤独こどくに寄添よりそい包つつんだ光ひかり
曖昧あいまいな世界せかいを照てらすような
愛いとしさを 優やさしさを
涙なみだは枯かれ果はてても
その声こえを憶おぼえてる
君きみの声こえが聴きこえる
終おわらない物語ものがたり