とおり風かぜが森もりをかけぬけて
木々きぎは囁ささやき 小鳥ことりは羽はばたき
次つぎの季節きせつの香かおりをのせて
ぼくの横よこをさっと過すぎました
夕ゆうべあれほど 夜よるを邪魔じゃましてた
雲くもは眠ねむってる間あいだに遥はるか空ぞら
嘘うそみたいな青色あおいろが見上みあげた
新緑しんりょくの隙間すきまに鮮あざやかで
このまま国道こくどうへ抜ぬけて
もう一度いちど あの街まちへ帰かえろうと決きめました
隣となりあわせ光ひかりと影かげ
ズボンの泥どろをはたいたら
陽ひだまり 虫むしの声こえ 擦すりむいた傷きずは痛いたみ
風かぜの唄うた 飛行機雲ひこうきぐも 身体からだに血ちはめぐり
踏ふみしめた 目覚めざめの森もり
遠とおくで走はしる車くるまの音おと せつかれて
走はしり出だしました もう見失みうしなわない
ふみ違ちがえば光ひかりは影かげ
シューズの紐ひもむすびなおし
汗あせばんだTシャツに鼓動こどうは波なみを打うち
ガスの匂におい 看板かんばんに 見慣みなれた街まちの文字もじ
もう一度いちど 自分自身じぶんじしんを やり直なおしてみるよ
はじまりは いつも日ひも 迷まよいに暮くれた朝あさ
踏ふみしめた 目覚めざめの森もり
とおりtoori風kazeがga森moriをかけぬけてwokakenukete
木々kigiはha囁sasayaきki 小鳥kotoriはha羽haばたきbataki
次tsugiのno季節kisetsuのno香kaoりをのせてriwonosete
ぼくのbokuno横yokoをさっとwosatto過suぎましたgimashita
夕yuuべあれほどbearehodo 夜yoruをwo邪魔jamaしてたshiteta
雲kumoはha眠nemuってるtteru間aidaにni遥haruかka空zora
嘘usoみたいなmitaina青色aoiroがga見上miaげたgeta
新緑shinryokuのno隙間sukimaにni鮮azaやかでyakade
このままkonomama国道kokudouへhe抜nuけてkete
もうmou一度ichido あのano街machiへhe帰kaeろうとrouto決kiめましたmemashita
隣tonaりあわせriawase光hikariとto影kage
ズボンzubonのno泥doroをはたいたらwohataitara
陽hiだまりdamari 虫mushiのno声koe 擦suりむいたrimuita傷kizuはha痛itaみmi
風kazeのno唄uta 飛行機雲hikoukigumo 身体karadaにni血chiはめぐりhameguri
踏fuみしめたmishimeta 目覚mezaめのmeno森mori
遠tooくでkude走hashiるru車kurumaのno音oto せつかれてsetsukarete
走hashiりri出daしましたshimashita もうmou見失miushinaわないwanai
ふみfumi違chigaえばeba光hikariはha影kage
シュsyuーズzuのno紐himoむすびなおしmusubinaoshi
汗aseばんだbandaTシャツsyatsuにni鼓動kodouはha波namiをwo打uちchi
ガスgasuのno匂nioいi 看板kanbanにni 見慣minaれたreta街machiのno文字moji
もうmou一度ichido 自分自身jibunjishinをwo やりyari直naoしてみるよshitemiruyo
はじまりはhajimariha いつもitsumo日hiもmo 迷mayoいにini暮kuれたreta朝asa
踏fuみしめたmishimeta 目覚mezaめのmeno森mori