目めを閉とじたら眠ねむるよ
だって指先ゆびさきは凍こおるよ
どうも見知みしらぬ駅えきなのだが
今日きょうも降おりてしまった
さみだれは音おともなくあの日ひから続つづいてる
向むこう岸ぎしから吹ふきつけてくる
黒くろい乱みだれ髪がみは天空てんくうに舞まう柳やなぎ
電線でんせんは夕闇ゆうやみに「ひゅう」と鳴なく
括弧かっこ閉とじたような場所ばしょ
ずっとここにいたようだ
妙みょうな頭あたまをひねっては
今日きょうも佇たたずんでしまった
ぼくの名前なまえをあなたは知しっていますか
こんなぼくの名前なまえをあなたは知しっていますか
目めを閉とじたら眠ねむるよ
だって指先ゆびさきは凍こおるよ
どうも見知みしらぬ駅えきだった
今日きょうもわけがわからなかった
海うみの流木りゅうぼくにつかまり
揺ゆれているさざなみが
全部ぜんぶ幻まぼろしに見みせかけて
今日きょうもわけがわからなかった
胸むねに押おし寄よせる高波たかなみは
空そらでまだらになって散ちった
小ちいさな竜巻たつまきが起おこって
無数むすうの花はなびらが舞まっていた
そしてぼくは抱かかえきれないほどの
貝殻かいがらの記憶きおくに身みをゆだねる
このままでいいんだと
そう信しんじて
そう信しんじて
信しんじて
そう信しんじて
目meをwo閉toじたらjitara眠nemuるよruyo
だってdatte指先yubisakiはha凍kooるよruyo
どうもdoumo見知mishiらぬranu駅ekiなのだがnanodaga
今日kyouもmo降oりてしまったriteshimatta
さみだれはsamidareha音otoもなくあのmonakuano日hiからkara続tsuduいてるiteru
向muこうkou岸gishiからkara吹fuきつけてくるkitsuketekuru
黒kuroいi乱midaれre髪gamiはha天空tenkuuにni舞maうu柳yanagi
電線densenはha夕闇yuuyamiにni「ひゅうhyuu」とto鳴naくku
括弧kakko閉toじたようなjitayouna場所basyo
ずっとここにいたようだzuttokokoniitayouda
妙myouなna頭atamaをひねってはwohinetteha
今日kyouもmo佇tatazuんでしまったndeshimatta
ぼくのbokuno名前namaeをあなたはwoanataha知shiっていますかtteimasuka
こんなぼくのkonnabokuno名前namaeをあなたはwoanataha知shiっていますかtteimasuka
目meをwo閉toじたらjitara眠nemuるよruyo
だってdatte指先yubisakiはha凍kooるよruyo
どうもdoumo見知mishiらぬranu駅ekiだったdatta
今日kyouもわけがわからなかったmowakegawakaranakatta
海umiのno流木ryuubokuにつかまりnitsukamari
揺yuれているさざなみがreteirusazanamiga
全部zenbu幻maboroshiにni見miせかけてsekakete
今日kyouもわけがわからなかったmowakegawakaranakatta
胸muneにni押oしshi寄yoせるseru高波takanamiはha
空soraでまだらになってdemadaraninatte散chiったtta
小chiiさなsana竜巻tatsumakiがga起oこってkotte
無数musuuのno花hanaびらがbiraga舞maっていたtteita
そしてぼくはsoshitebokuha抱kakaえきれないほどのekirenaihodono
貝殻kaigaraのno記憶kiokuにni身miをゆだねるwoyudaneru
このままでいいんだとkonomamadeiindato
そうsou信shinじてjite
そうsou信shinじてjite
信shinじてjite
そうsou信shinじてjite