よみ：やがく
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こんな事こともあるものか 留とまっていられようか
それは土手どてから川かわべりへ、
スパイラルを描えがくやぶ蛇へびです。
ここへは何度なんども来きましたが、
未いまだに向むこう岸ぎしに渡わたれません。
冷さめるが冷ひえ切きらぬ温度おんどに膨張ぼうちょうし、
一心不乱いっしんふらんに同おなじ動作どうさをするのが我わが常つねです。
鉛筆えんぴつ、尖とがらせて先端せんたんを見みつめます。
今いま見みたのが眠ねむれない理由りゆうで、
これから見みるのが眠ねむるべきひとつの答こたえです。
いつ君きみが来きてもいいように、
ボトルのフタを全すべて空あけておきました。
きっとこれを、気きに入いると思おもいます。
そうここは夜学やがく まだ皆みんなが若わかく
持もて余あます手てが 足あしが 濁流だくりゅうにあがく
そうここは夜学やがく 話はなすにはとても長ながく
ここから去さったあなた方がたに
小ちいさくても旗はたを掲かかぐ
あらゆる季節きせつ そのどれとも呼よび合あって
暗中あんちゅう活かつを見みる
野のに花はなの咲さくような
野のに花はなの咲さくような
それはいつもの道みちですが、
その日ひは寝ねそべる大おおきな壁かべに思おもえました。
ほとほと疲つかれはてた夕暮ゆうぐれ 神社じんじゃの境内けいだい
バレエ教室きょうしつの子供達こどもたちが
トーシューズをならしているのを見みて、
きっとこれが「文化ぶんか」なんだと、
ぼんやりした頭あたまでそんなこと考かんがえました。
煙突えんとつ、写真しゃしんに収おさめてトイレに飾かざります。
頭上ずじょうに横よこたわる火ひの玉たまに寄よせて、
君きみも僕ぼくもまるで違ちがう歌うたを書かきました。
そのどれをも焼やき払はらう温度おんどでまた朝あさが来くるのを、
できることなら、できることなら笑わらって、
迎むかえられたらと思おもうんです。
そうここは夜学やがく まだ皆みんなが若わかく
持もて余あます手てが 足あしが 濁流だくりゅうにあがく
そうここは夜学やがく 口くちにすればとても苦にがく
名なも知しらむ青あおい葉はに 絶たえ間まなく水みずを注そそぐ
あらゆる物語ものがたり そのどれにも出でて来くるような
断絶だんぜつを覚おぼえつつ その名なに寄よせて歌うたを詠よむような
そうここは夜学やがく まだ皆みんなが若わかく
持もて余あます手てが足あしが濁流だくりゅうにあがく
そうここは夜学やがく
話はなすにはとても長ながく/振ふり向むけば遠とおく遠とおく
ここから去さった/そこへ留とまった
あなた方がたに 小ちいさくても旗はたを掲かかぐ
あらゆる季節きせつ そのどれとも呼よび合あって
暗中あんちゅう活かつを見みる
野のに花はなの咲さくような
野のに花はなの咲さくような
それは土手どてから川かわべりへ、
スパイラルを描えがくやぶ蛇へびです。
ここへは何度なんども来きましたが、
未いまだに向むこう岸ぎしに渡わたれません。
冷さめるが冷ひえ切きらぬ温度おんどに膨張ぼうちょうし、
一心不乱いっしんふらんに同おなじ動作どうさをするのが我わが常つねです。
鉛筆えんぴつ、尖とがらせて先端せんたんを見みつめます。
今いま見みたのが眠ねむれない理由りゆうで、
これから見みるのが眠ねむるべきひとつの答こたえです。
いつ君きみが来きてもいいように、
ボトルのフタを全すべて空あけておきました。
きっとこれを、気きに入いると思おもいます。
そうここは夜学やがく まだ皆みんなが若わかく
持もて余あます手てが 足あしが 濁流だくりゅうにあがく
そうここは夜学やがく 話はなすにはとても長ながく
ここから去さったあなた方がたに
小ちいさくても旗はたを掲かかぐ
あらゆる季節きせつ そのどれとも呼よび合あって
暗中あんちゅう活かつを見みる
野のに花はなの咲さくような
野のに花はなの咲さくような
それはいつもの道みちですが、
その日ひは寝ねそべる大おおきな壁かべに思おもえました。
ほとほと疲つかれはてた夕暮ゆうぐれ 神社じんじゃの境内けいだい
バレエ教室きょうしつの子供達こどもたちが
トーシューズをならしているのを見みて、
きっとこれが「文化ぶんか」なんだと、
ぼんやりした頭あたまでそんなこと考かんがえました。
煙突えんとつ、写真しゃしんに収おさめてトイレに飾かざります。
頭上ずじょうに横よこたわる火ひの玉たまに寄よせて、
君きみも僕ぼくもまるで違ちがう歌うたを書かきました。
そのどれをも焼やき払はらう温度おんどでまた朝あさが来くるのを、
できることなら、できることなら笑わらって、
迎むかえられたらと思おもうんです。
そうここは夜学やがく まだ皆みんなが若わかく
持もて余あます手てが 足あしが 濁流だくりゅうにあがく
そうここは夜学やがく 口くちにすればとても苦にがく
名なも知しらむ青あおい葉はに 絶たえ間まなく水みずを注そそぐ
あらゆる物語ものがたり そのどれにも出でて来くるような
断絶だんぜつを覚おぼえつつ その名なに寄よせて歌うたを詠よむような
そうここは夜学やがく まだ皆みんなが若わかく
持もて余あます手てが足あしが濁流だくりゅうにあがく
そうここは夜学やがく
話はなすにはとても長ながく/振ふり向むけば遠とおく遠とおく
ここから去さった/そこへ留とまった
あなた方がたに 小ちいさくても旗はたを掲かかぐ
あらゆる季節きせつ そのどれとも呼よび合あって
暗中あんちゅう活かつを見みる
野のに花はなの咲さくような
野のに花はなの咲さくような
