素顔 歌詞 奥華子 ふりがな付

「欲ほしい」とおもってしまうと 手てに入はいらなかった時ときに悲かなしいから
欲ほしいなんて顔かおはしないんです ほしいものは なるべく言いわないんです
「寂さびしい」と言いってしまうと 誰だれかが可哀相かわいそうな目めで見みるから
色いろんなもので誤魔化ごまかして 寂さびしくなんてないふりをします

「好すきだ」と思おもってしまうと 相手あいてはそうじゃないんだと知しった時ときに
救すくわれない気持きもちになるから 好すきなんて思おもわないようにします

だけど ある日ひ 気付きづいたことがあります
そんな私わたしを誰だれが好すきになってくれるでしょうか

傷きずついて やっとはじめて 人ひとの心こころの痛いたみを知しり
寂さびしいと声こえにするから 誰だれかがどこかで見みてくれて
好すきだと認みとめるから この心こころが輝かがやくんだと

何気なにげなく言いわれた言葉ことばに いちいち傷きずつくことも疲つかれてきて
何なにも気きにしてないふりして 笑わらうのが得意とくいになりました

なんでこんなに悲かなしくなる程ほど
面倒臭めんどうくさく生いきることしかできないんだろう

笑わらって自分じぶんの姿すがたを隠かくさず 庇かばわずいられたなら
すれ違ちがう人ひとの涙なみだに気き付づける自分じぶんになれるんだろう
私わたしを認みとめたとき この涙なみだも輝かがやくんだろう
傷きずついて やっとはじめて 人ひとの心こころの痛いたみを知しり
好すきだと認みとめるから この心こころが輝かがやくんだと