欠かけたティーカップに
注そそいだ希望きぼうの水みず
じわじわとしみ出でしてく
裂さけた布ぬのは二度にどと
ひとつにはならない
すべてを飲のみ込こんだ朝あさ
枯かれていく花はなのように
静しずかにそうして受うけ入いれた
消きえてく それは突然とつぜん訪おとずれる
目めを閉とじて落おちてく 暗くらい闇やみの中なか
誰だれもが 背負せおいながら 歩あるいてく
ゆらりゆらり
揺ゆれながら...
「おおきくなるまでは我慢がまんしなきゃダメ」と
鵜呑うのみにしてた幼ような子ご
(お前まえだけは幸しあわせでいられるように)
願ねがいは隠かくされていた
晴はれわたる空そらの下した
腫はれた心こころは張はり裂さけた
溶とけてく 身体からだのしびれてる
救すくい出だして欲ほしいの 溺おぼれないように
汚よごれた 細ほそい糸いとを手繰たぐり寄よせ
ほろりろり
泣ないていた...
人ひとは皆みんな平等びょうどうに
散ちりゆくのだと受うけ入いれた
「消きえてく」
たしかにその通とおりでも
残のこされた時間じかんは あなたに捧ささげよう
憂うき世よと 別わかれ告つげる その日ひまで
ゆらりゆらり
揺ゆれながら...
欠kaけたketaティtiーカップkappuにni
注sosoいだida希望kibouのno水mizu
じわじわとしみjiwajiwatoshimi出deしてくshiteku
裂saけたketa布nunoはha二度nidoとto
ひとつにはならないhitotsunihanaranai
すべてをsubetewo飲noみmi込koんだnda朝asa
枯kaれていくreteiku花hanaのようにnoyouni
静shizuかにそうしてkanisoushite受uけke入iれたreta
消kiえてくeteku それはsoreha突然totsuzen訪otozuれるreru
目meをwo閉toじてjite落oちてくchiteku 暗kuraいi闇yamiのno中naka
誰dareもがmoga 背負seoいながらinagara 歩aruいてくiteku
ゆらりゆらりyurariyurari
揺yuれながらrenagara...
「おおきくなるまではookikunarumadeha我慢gamanしなきゃshinakyaダメdame」とto
鵜呑unoみにしてたminishiteta幼youなna子go
(おo前maeだけはdakeha幸shiawaせでいられるようにsedeirareruyouni)
願negaいはiha隠kakuされていたsareteita
晴haれわたるrewataru空soraのno下shita
腫haれたreta心kokoroはha張haりri裂saけたketa
溶toけてくketeku 身体karadaのしびれてるnoshibireteru
救sukuいi出daしてshite欲hoしいのshiino 溺oboれないようにrenaiyouni
汚yogoれたreta 細hosoいi糸itoをwo手繰taguりri寄yoせse
ほろりろりhororirori
泣naいていたiteita...
人hitoはha皆minna平等byoudouにni
散chiりゆくのだとriyukunodato受uけke入iれたreta
「消kiえてくeteku」
たしかにそのtashikanisono通tooりでもridemo
残nokoされたsareta時間jikanはha あなたにanatani捧sasaげようgeyou
憂uきki世yoとto 別wakaれre告tsuげるgeru そのsono日hiまでmade
ゆらりゆらりyurariyurari
揺yuれながらrenagara...