菊水きくすいの旗はた 風かぜに泣なく
青葉あおばの里さとの 夕ゆうまぐれ
別わかれを惜おしむ 父ちちと子この
思おもいは いかに ほととぎす
思おもいは いかに 小楠公しょうなんこう
さみしく母ははも 待まつものを
故郷こきょうへ帰かえれ わが子こよと
叱しかりし父ちちも 縋すがる子こも
見みかわす 顔かおに 散ちる涙なみだ
見みかわす 顔かおに 散ちる涙なみだ
形見かたみの太刀たちを 袖そでに抱だき
さらばとひとり ふりかえる
夕月ゆうづき細ほそき 桜井さくらいの
別わかれは 哀あわれ 小楠公しょうなんこう
別わかれは 哀あわれ 小楠公しょうなんこう
菊水kikusuiのno旗hata 風kazeにni泣naくku
青葉aobaのno里satoのno 夕yuuまぐれmagure
別wakaれをrewo惜oしむshimu 父chichiとto子koのno
思omoいはiha いかにikani ほととぎすhototogisu
思omoいはiha いかにikani 小楠公syounankou
さみしくsamishiku母hahaもmo 待maつものをtsumonowo
故郷kokyouへhe帰kaeれre わがwaga子koよとyoto
叱shikaりしrishi父chichiもmo 縋sugaるru子koもmo
見miかわすkawasu 顔kaoにni 散chiるru涙namida
見miかわすkawasu 顔kaoにni 散chiるru涙namida
形見katamiのno太刀tachiをwo 袖sodeにni抱daきki
さらばとひとりsarabatohitori ふりかえるfurikaeru
夕月yuuduki細hosoきki 桜井sakuraiのno
別wakaれはreha 哀awaれre 小楠公syounankou
別wakaれはreha 哀awaれre 小楠公syounankou