歩あゆむ道みちはただ一人ひとり
穢けがれきった彼かれの人ひとの影かげ法師ぼうし
管巻くだまきいた骸むくろ カラントの御空おそら
雲間くもまに射さした春はる
貫つらぬいた飛沫しぶき 空からっぽの右脳うのう
鶴つるは 空そらを見みるとまた嘆なげく
かごめかごめ 籠かごの中なかの鳥とりは
首くびを刎はねた 刃やいば慰なぐさめる様ように
高たからかに鳴なきくわ
霞かすむ金銀きんぎん傍かたわらの 時雨月しぐれづき
頭上ずじょう垂たれ下さがる糸いとに「だんだらり」
歩あゆむ道みちはただ一人ひとり
穢けがれきった彼かれの人ひとの影かげ法師ぼうし
「けんけんぱっ」と弾はずんで狙ねらい撃うち
祭囃子まつりばやしの跡あとに 雁かりの首くび
落おちる賽さいは「からころり」
燃もえて烈火れっか 落おちていった夢ゆめ花火はなび
存命ぞんめいだった蝶々ちょうちょ 止とまった方ほうに虎とら
誰だれにも悟さとられず
運命うんめいだった黎明れいめいと先見せんけんの明めい
亀かめは 帰かえりましょうと また嘆なげく
かごめかごめ 籠かごの中なかの鳥とりは
勇いさむ足あしが 二に度どと地ちにつかぬ様ように
高たからかに鳴なきくわ
祀まつる因果いんが後うしろ指ゆび イドラの鳥とり
憐あわれ覚醒かくせい気取きどって 閑古鳥かんこどり
映うつる水面みなも「はらほろり」
時とき穿ほじったその暇ひま 稲光いなびかり
今日きょうはかくれんぼ 閻魔えんまが鬼おに
鼓膜こまく叩たたく鈴すずの音おと「しゃんしゃらり」
もし見みつかりゃ「はい終おわり」
乱みだれ舞まって ひっそり散ちって仇あだ花火はなび
かごめかごめ 籠かごの中なかの鳥とりは
酷ひどく痩やせて 尚なおも振ふり絞しぼる様ように
高たからかに鳴なきくわ
狂騒きょうそう陣取じんどりの独ひとり舞台ぶたい
廓くるわ 最期さいごくらいは絢爛けんらんに
ヤタガラスの影かげを踏ふみ
籠かごの中なか 微笑ほほえんだ 青あおい鳥とり
「けんけんぱっ」と弾はずんで狙ねらい撃うち
祭囃子まつりばやしの跡あとに 雁かりの首くび
落おちる賽さいは「からころり」
燃もえて烈火れっか 落おちていった夢ゆめ花火はなび
後うしろの正面しょうめんだあれ
歩ayuむmu道michiはただhatada一人hitori
穢kegaれきったrekitta彼kareのno人hitoのno影kage法師boushi
管巻kudamakiいたita骸mukuro カラントkarantoのno御空osora
雲間kumomaにni射saしたshita春haru
貫tsuranuいたita飛沫shibuki 空karaっぽのppono右脳unou
鶴tsuruはha 空soraをwo見miるとまたrutomata嘆nageくku
かごめかごめkagomekagome 籠kagoのno中nakaのno鳥toriはha
首kubiをwo刎haねたneta 刃yaiba慰nagusaめるmeru様youにni
高takaらかにrakani鳴nakiくわkuwa
霞kasuむmu金銀kingin傍katawaraのno 時雨月shigureduki
頭上zujou垂taれre下saがるgaru糸itoにni「だんだらりdandarari」
歩ayuむmu道michiはただhatada一人hitori
穢kegaれきったrekitta彼kareのno人hitoのno影kage法師boushi
「けんけんぱっkenkenpaxtu」とto弾hazuんでnde狙neraいi撃uちchi
祭囃子matsuribayashiのno跡atoにni 雁kariのno首kubi
落oちるchiru賽saiはha「からころりkarakorori」
燃moえてete烈火rekka 落oちていったchiteitta夢yume花火hanabi
存命zonmeiだったdatta蝶々choucho 止toまったmatta方houにni虎tora
誰dareにもnimo悟satoられずrarezu
運命unmeiだったdatta黎明reimeiとto先見senkenのno明mei
亀kameはha 帰kaeりましょうとrimasyouto またmata嘆nageくku
かごめかごめkagomekagome 籠kagoのno中nakaのno鳥toriはha
勇isaむmu足ashiがga 二ni度doとto地chiにつかぬnitsukanu様youにni
高takaらかにrakani鳴nakiくわkuwa
祀matsuるru因果inga後ushiろro指yubi イドラidoraのno鳥tori
憐awaれre覚醒kakusei気取kidoってtte 閑古鳥kankodori
映utsuるru水面minamo「はらほろりharahorori」
時toki穿hojiったそのttasono暇hima 稲光inabikari
今日kyouはかくれんぼhakakurenbo 閻魔enmaがga鬼oni
鼓膜komaku叩tataくku鈴suzuのno音oto「しゃんしゃらりsyansyarari」
もしmoshi見miつかりゃtsukarya「はいhai終oわりwari」
乱midaれre舞maってtte ひっそりhissori散chiってtte仇ada花火hanabi
かごめかごめkagomekagome 籠kagoのno中nakaのno鳥toriはha
酷hidoくku痩yaせてsete 尚naoもmo振fuりri絞shiboるru様youにni
高takaらかにrakani鳴nakiくわkuwa
狂騒kyousou陣取jindoりのrino独hitoりri舞台butai
廓kuruwa 最期saigoくらいはkuraiha絢爛kenranにni
ヤタガラスyatagarasuのno影kageをwo踏fuみmi
籠kagoのno中naka 微笑hohoeんだnda 青aoいi鳥tori
「けんけんぱっkenkenpaxtu」とto弾hazuんでnde狙neraいi撃uちchi
祭囃子matsuribayashiのno跡atoにni 雁kariのno首kubi
落oちるchiru賽saiはha「からころりkarakorori」
燃moえてete烈火rekka 落oちていったchiteitta夢yume花火hanabi
後ushiろのrono正面syoumenだあれdaare