十六夜いざよいに君きみ想おもう いくばくかの言ことの葉はを
夜風よかぜにたなびかせても 叶かなわぬ夢ゆめ 泡沫うたかた
あの日ひ境さかいに すでに幾年いくとせ
別わかれ告つげぬまま 今いまに至いたり
昇のぼりゆく月つき 躊躇ためらい滲にじむ
諦あきらめ受うけ入いれては 泣なく
「会あいたくて」は色褪いろあせず 君きみのいない世よは続つづく
何なにも変かわらないままの 想おもい何処いずこへ向むかう
あの日ひ境さかいに すでに幾年いくとせ
別わかれ告つげぬまま 今いまに至いたり
白しらむ東ひがしへ 君きみを重かさねる
朗ほがらかに鳥とりだけが 鳴なく
明星あけぼしに君きみ想おもう いくばくかの言ことの葉はを
春風はるかぜが笑わらいながら 叶かなわぬ夢ゆめ 泡沫うたかた
まだここに置おき去ざりの 心こころにも陽ひは差さし込こむ
想おもい続つづけていく限かぎり 胸むねの中なか 君きみは居いる
十六夜izayoiにni君kimi想omoうu いくばくかのikubakukano言kotoのno葉haをwo
夜風yokazeにたなびかせてもnitanabikasetemo 叶kanaわぬwanu夢yume 泡沫utakata
あのano日hi境sakaiにni すでにsudeni幾年ikutose
別wakaれre告tsuげぬままgenumama 今imaにni至itaりri
昇noboりゆくriyuku月tsuki 躊躇tameraいi滲nijiむmu
諦akiraめme受uけke入iれてはreteha 泣naくku
「会aいたくてitakute」はha色褪iroaせずsezu 君kimiのいないnoinai世yoはha続tsuduくku
何naniもmo変kaわらないままのwaranaimamano 想omoいi何処izukoへhe向muかうkau
あのano日hi境sakaiにni すでにsudeni幾年ikutose
別wakaれre告tsuげぬままgenumama 今imaにni至itaりri
白shiraむmu東higashiへhe 君kimiをwo重kasaねるneru
朗hogaらかにrakani鳥toriだけがdakega 鳴naくku
明星akeboshiにni君kimi想omoうu いくばくかのikubakukano言kotoのno葉haをwo
春風harukazeがga笑waraいながらinagara 叶kanaわぬwanu夢yume 泡沫utakata
まだここにmadakokoni置oきki去zaりのrino 心kokoroにもnimo陽hiはha差saしshi込koむmu
想omoいi続tsuduけていくketeiku限kagiりri 胸muneのno中naka 君kimiはha居iるru