春の街で 歌詞 ヤユヨ ふりがな付

すれ違ちがう街まちを眺ながめながら
少すこし飽あきたプレイリストを流ながして
今年ことしこそは!と願ねがったり
忙いそがしい人ひとを思おもい出だしたりしている

愛あいされたいと願ねがうだけじゃ
この世よを征服せいふくしてしまいそうな勢いきおいで
過すぎていくイケズな春はるに
追おいつけないと思おもうの

君きみがいなくても眠ねむれる夜よるは続つづいても
相変あいかわらず眩まぶしすぎる朝あさは寂さびしい

私わたし、今日きょうも生いきている
それだけで充分じゅうぶん
桜さくらが咲さいた駅えきであの日ひを思おもい出だしても
私わたし、今日きょうも生いきていく
なんとなく幸しあわせ
思おもわせ振ぶりな日々ひびを
離はなれては、抱だきしめている

慣なれた電車でんしゃに揺ゆられながら
画面がめんの中なかの変かわった色いろの髪かみをした君きみを見みて
似合にあわないなと思おもったり
元気げんきにしてる?なんて聞ききたくなっている

青あおに春はるで青春せいしゅんと読よむけれど
君きみと制服せいふくを揺ゆらして歩あるいたことや
小ちいさな話はなしを繰くり返かえした春はるは
何色なにいろだったのかな

大人おとなになった実感じっかんが湧わかない毎日まいにちも
流行はやりより好すきを信しんじたい今いまも楽たのしい

私わたし、今日きょうも生いきている
それだけで充分じゅうぶん
曇くもり空ぞら扇あおいで晴はれるくらいたまに笑わらえればいい
私わたし、今日きょうも生いきていく
なんとなく幸しあわせ
お気きに入いりの可愛かわいい傘かさが
似合にあうくらいたまに泣なくのもいい

すれ違ちがう街まちは色いろを変かえる
私わたしたちも変かわったな
君きみだけは懐なつかしい人ひとにならないで欲ほしかったのにな

私わたし、今日きょうも生いきている
それだけで充分じゅうぶんだけど
君きみといた春はるにはもう戻もどれない
明日あしたもきっと生いきていく
いつかまた出会であえた時ときに
話はなしたくなるような
私わたしだけの春はるをこの街まちで