羽はねを怪我けがしたその鳥とりは小ちいさな細ほそい足あしで大地だいち踏ふみしめた
こうして歩あるくのは生うまれて初はじめてだった
すぐに足あしはボロボロになった どんな場所ばしょにも翼つばさ広ひろげてた
まるで昨日きのうまで作つくり話ばなしのよう
強つよく強つよく もがいてみるけれど
遠とおく遠とおく 離はなれた群むれが
このまま独ひとりだと邪魔じゃまをするんだ
風かぜはただどんな時ときだって吹ふいていて
空そらはどこまでも広ひろがって
立たち止どまる僕ぼくのこと 追おい越こしていく
他愛たわいない日々ひび何故なぜか輝かがやいて
胸むねの中なかで今いま膨ふくらんで
悔くやしくて儚はかなくて 願ねがうだけで精一杯せいいっぱいで
疲つかれきったその小ちいさな羽はねは夕ゆうべのせいでさらに曲まがっていた
何度なんども何度なんどでも情なさけない自分じぶん責せめた
それでもまた動うごかそうとして羽はねはついに動うごかなくなった
どうしてこんなにも奪うばい去さるんだろう
高たかく高たかく 祈いのってみるけれど
ひどくひどく 痛いたんだ傷きずが
追おいつけはしないと胸むねを刺さすんだ
風かぜはただこんな時ときも吹ふくだけ
空そらは変かわらず見下みおろして
ちっぽけな僕ぼくのこと 気きになどしないで
過すぎていく時ときの流ながれがそうやって
何なにもかもを連つれ去さっていく
少すこしずつゆっくりと痛いたみすら遠とおのいていくけど、
ただ空そらへ鳥とりはまた夢ゆめを乗のせ
風かぜを切きり明日あすを目指めざして
誰だれよりも高々たかだかと飛とんでいくけど
何なによりも悔くやしくて空そらを見みて
胸むね痛いためたその涙なみだが
これからも僕ぼくのこと 強つよく羽はばたかせるだろう
羽haneをwo怪我kegaしたそのshitasono鳥toriはha小chiiさなsana細hosoいi足ashiでde大地daichi踏fuみしめたmishimeta
こうしてkoushite歩aruくのはkunoha生uまれてmarete初hajiめてだったmetedatta
すぐにsuguni足ashiはhaボロボロboroboroになったninatta どんなdonna場所basyoにもnimo翼tsubasa広hiroげてたgeteta
まるでmarude昨日kinouまでmade作tsukuりri話banashiのようnoyou
強tsuyoくku強tsuyoくku もがいてみるけれどmogaitemirukeredo
遠tooくku遠tooくku 離hanaれたreta群muれがrega
このままkonomama独hitoりだとridato邪魔jamaをするんだwosurunda
風kazeはただどんなhatadadonna時tokiだってdatte吹fuいていてiteite
空soraはどこまでもhadokomademo広hiroがってgatte
立taちchi止doまるmaru僕bokuのことnokoto 追oいi越koしていくshiteiku
他愛tawaiないnai日々hibi何故nazeかka輝kagayaいてite
胸muneのno中nakaでde今ima膨fukuらんでrande
悔kuyaしくてshikute儚hakanaくてkute 願negaうだけでudakede精一杯seiippaiでde
疲tsukaれきったそのrekittasono小chiiさなsana羽haneはha夕yuuべのせいでさらにbenoseidesarani曲maがっていたgatteita
何度nandoもmo何度nandoでもdemo情nasaけないkenai自分jibun責seめたmeta
それでもまたsoredemomata動ugoかそうとしてkasoutoshite羽haneはついにhatsuini動ugoかなくなったkanakunatta
どうしてこんなにもdoushitekonnanimo奪ubaいi去saるんだろうrundarou
高takaくku高takaくku 祈inoってみるけれどttemirukeredo
ひどくひどくhidokuhidoku 痛itaんだnda傷kizuがga
追oいつけはしないとitsukehashinaito胸muneをwo刺saすんだsunda
風kazeはただこんなhatadakonna時tokiもmo吹fuくだけkudake
空soraはha変kaわらずwarazu見下mioろしてroshite
ちっぽけなchippokena僕bokuのことnokoto 気kiになどしないでninadoshinaide
過suぎていくgiteiku時tokiのno流nagaれがそうやってregasouyatte
何naniもかもをmokamowo連tsuれre去saっていくtteiku
少sukoしずつゆっくりとshizutsuyukkurito痛itaみすらmisura遠tooのいていくけどnoiteikukedo、
ただtada空soraへhe鳥toriはまたhamata夢yumeをwo乗noせse
風kazeをwo切kiりri明日asuをwo目指mezaしてshite
誰dareよりもyorimo高々takadakaとto飛toんでいくけどndeikukedo
何naniよりもyorimo悔kuyaしくてshikute空soraをwo見miてte
胸mune痛itaめたそのmetasono涙namidaがga
これからもkorekaramo僕bokuのことnokoto 強tsuyoくku羽haばたかせるだろうbatakaserudarou