monorail 歌詞 moonriders ふりがな付

恋こいだと愛あいだの ほざいている愚おろか者もの
過去かこだの未来みらいだの 想像そうぞうする愚おろか者もの
善ぜんだの悪あくだのと 説といている愚おろか者もの
愚おろかさが愚おろかを生うんで 愚おろかさに麻痺まひしてくる

時間じかんを制御せいぎょできる奴やつがいないように
今いまこの瞬間しゅんかんを繰くり返かえすことはできない

隣となりに座すわる雨あめに濡ぬれた 老人ろうじんの髪かみの毛けから
昨日きのう死しんだはずの雀すずめが 飛とび去さった
ただ見みつめるしかないこの時間じかん

君きみの中なかでぼくが 膨ふくらんでゆくという錯覚さっかく
僕ぼくの中なかで君きみが 去さってゆくという幻想げんそう
どちらにしてもそれは 遥はるかに現実げんじつではない

いつもの防波堤ぼうはていに寝転ねころんで 青あおを浴あびていた
海うみの匂においが 髪かみにこびりついて歳としをとった
胸むねの中なかにある熱あつい思おもいを 卑いやしい海鳥うみどりが突ついている
たまに腕枕うでまくらをすると モノレールが海うみに沈しずんで行いく