日々を鳴らせば 歌詞 路地 ふりがな付

笑わらい話ばなしも寄より付つかぬ朝あさは
あてはなくともかかとを鳴ならそう

階段かいだんすり抜ぬける笑わらい声ごえも 手招てまねきされては影法師かげぼうし
日記にっきに残のこらぬ欠片かけらさえも 後咲あとざきの花はな

ああささやく 波なみは 染しみ込こんではそそのかす
独ひとり言ごとさえ言いえないほどに ああ 胸むね躍おどらせ

ああざわめく 日々ひびは 風かぜまかせなエトランジェ
聞きき分わけのない赤子あかごのように ああ どこへでも行いける

消きえない おいてく今日きょうがあるから
色褪いろあせぬまま手てのひらは
今いまも夜よるを越こえさせているんだろう

ああうつろう 春はるはいびつの種たね 野のに落おとす
秘密ひみつ裏りの花はな 路地裏ろじうらにそっと 名前なまえすらないけど

ああうつろな 日々ひびのブルース どうか止とめないで
ぎこちなくとも口笛くちぶえ一ひとつで 今日きょうもレコードは回まわる