ペトリコールとカラス 靴くつを鳴ならす
肩かたに影かげを落おとす 街まちを透すかす
傘かさを差さし開ひらいて 裏うらに色いろを暈ぼかす
息いきが 雨あめに溶とけていく
そこらかしこじゃ ダウナーが手てを叩たたく
自棄やけに声こえを出だす 野次やじを飛とばす
ずぶのたくらんけの歌うたで 耳みみを冷さます
跳はね上あがれ 跳はね上あがれ
トンで 空そらまで
詰なじりあって 腐くさって 如何どうでも好よくなって
引ひっ切きり無なしに 唱となえる
「ごめんね」って また突つっ慳貪けんどんに
七変化しちへんげして ムードに紛まぎれ込こむ
刻きざむウィンカーで 飢うえる 次つぎを探さがす
罠わなに手てを伸のばす 君きみを誘さそう
酷ひどく間違まちがってしまえば しまうほど
乾かわくのさ 渇かわくのさ
君きみが僕ぼくを望のぞんでる
本当ほんとうの浅あさましさを知しってる
底抜そこぬけの 愚おろかさの裏うらで
濡ぬれて
酩酊めいてい感かんで 舌したの上うえに乗のって
不衛生ふえいせいに 抱だき合あって
不確ふたしかを 知しろうとして
嗚呼ああ
一生涯いっしょうがい 融とけたりしない呪のろいを
丁寧ていねいに 唱となえあって
干ひからびるまで ただ
巡めぐり合あってしまった
興きょうじてしまった
引ひっ張ぱり合あって 苦くるしむ
スリップロード
ちゃちな幸福感こうふくかんで トリップして
迷路めいろに迷まよい込こむ
粘ねばり付ついた癖くせに 喉のどを鳴ならす
宙ちゅうに目めを這はわす 君きみを探さがす
夜よるを継つぎ接はいで 歌うたに欲よくを化ばかす
喚わめくだけ 叫わめくだけ
君きみに僕ぼくは望のぞんでる
最低さいていな鳴なき声ごえで甘あまえてる
ずぶ濡ぬれの嘘うそを 隠かくしたままで
揺ゆれて
一心不乱いっしんふらんに 舌したの上うえで踊おどって
シトシト 掬すくいあって
手てと手てを 掴つかんでいて
嗚呼ああ
一層いっそう 熱ねつを出だして疼うずく呪のろいを
丁寧ていねいに 擦なすりあって
今いまはまだ まだ
仮初かりそめ 噂うわさ通どおりに
街並まちなみに 寄より添そえば
明滅めいめつのネオンの 薄明うすあかりに
汚よごれきった 性さがが浮うかぶ
これが本当ほんとうの声こえかどうか
今いまじゃもう解わからない
ひた隠かくしにしていた 僕ぼくを
また隠かくすのさ 隠かくすのさ
君きみは全部ぜんぶを知しってる
もう疾とっくに答こたえを見みつけてる
沈黙ちんもくと 涙なみだの裏うらで
やめて
どうせなら 優やさしさもころして
僕ぼくをみつけないで 綺麗きれいにしないでいて
嗚呼ああ
一生涯いっしょうがい 融とけたりしない呪のろいが
解とけてしまったって
僕ぼくはまだ まだ
濡ぬれて
酩酊めいてい感かんで 舌したの上うえに乗のって
不衛生ふえいせいに 抱だき合あって
不確ふたしかを 知しろうとして
嗚呼ああ
一生涯いっしょうがい 融とけたりしない呪のろいを
丁寧ていねいに 唱となえあって
干ひからびるまで ただ
ペトリコpetorikoールruとtoカラスkarasu 靴kutsuをwo鳴naらすrasu
肩kataにni影kageをwo落oとすtosu 街machiをwo透suかすkasu
傘kasaをwo差saしshi開hiraいてite 裏uraにni色iroをwo暈bokaすsu
息ikiがga 雨ameにni溶toけていくketeiku
そこらかしこじゃsokorakashikoja ダウナdaunaーがga手teをwo叩tataくku
自棄yakeにni声koeをwo出daすsu 野次yajiをwo飛toばすbasu
ずぶのたくらんけのzubunotakurankeno歌utaでde 耳mimiをwo冷saますmasu
跳haねne上aがれgare 跳haねne上aがれgare
トンtonでde 空soraまでmade
詰najiりあってriatte 腐kusaってtte 如何douでもdemo好yoくなってkunatte
引hiっxtu切kiりri無naしにshini 唱tonaえるeru
「ごめんねgomenne」ってtte またmata突tsuっxtu慳貪kendonにni
七変化shichihengeしてshite ムmuードdoにni紛magiれre込koむmu
刻kizaむmuウィンカwinkaーでde 飢uえるeru 次tsugiをwo探sagaすsu
罠wanaにni手teをwo伸noばすbasu 君kimiをwo誘sasoうu
酷hidoくku間違machigaってしまえばtteshimaeba しまうほどshimauhodo
乾kawaくのさkunosa 渇kawaくのさkunosa
君kimiがga僕bokuをwo望nozoんでるnderu
本当hontouのno浅asaましさをmashisawo知shiってるtteru
底抜sokonuけのkeno 愚oroかさのkasano裏uraでde
濡nuれてrete
酩酊meitei感kanでde 舌shitaのno上ueにni乗noってtte
不衛生fueiseiにni 抱daきki合aってtte
不確futashiかをkawo 知shiろうとしてroutoshite
嗚呼aa
一生涯issyougai 融toけたりしないketarishinai呪noroいをiwo
丁寧teineiにni 唱tonaえあってeatte
干hiからびるまでkarabirumade ただtada
巡meguりri合aってしまったtteshimatta
興kyouじてしまったjiteshimatta
引hiっxtu張paりri合aってtte 苦kuruしむshimu
スリップロsurippuroードdo
ちゃちなchachina幸福感koufukukanでde トリップtorippuしてshite
迷路meiroにni迷mayoいi込koむmu
粘nebaりri付tsuいたita癖kuseにni 喉nodoをwo鳴naらすrasu
宙chuuにni目meをwo這haわすwasu 君kimiをwo探sagaすsu
夜yoruをwo継tsuぎgi接haいでide 歌utaにni欲yokuをwo化baかすkasu
喚wameくだけkudake 叫waめくだけmekudake
君kimiにni僕bokuはha望nozoんでるnderu
最低saiteiなna鳴naきki声goeでde甘amaえてるeteru
ずぶzubu濡nuれのreno嘘usoをwo 隠kakuしたままでshitamamade
揺yuれてrete
一心不乱isshinfuranにni 舌shitaのno上ueでde踊odoってtte
シトシトshitoshito 掬sukuいあってiatte
手teとto手teをwo 掴tsukaんでいてndeite
嗚呼aa
一層issou 熱netsuをwo出daしてshite疼uzuくku呪noroいをiwo
丁寧teineiにni 擦nasuりあってriatte
今imaはまだhamada まだmada
仮初karisoめme 噂uwasa通dooりにrini
街並machinaみにmini 寄yoりri添soえばeba
明滅meimetsuのnoネオンneonのno 薄明usuaかりにkarini
汚yogoれきったrekitta 性sagaがga浮uかぶkabu
これがkorega本当hontouのno声koeかどうかkadouka
今imaじゃもうjamou解wakaらないranai
ひたhita隠kakuしにしていたshinishiteita 僕bokuをwo
またmata隠kakuすのさsunosa 隠kakuすのさsunosa
君kimiはha全部zenbuをwo知shiってるtteru
もうmou疾toっくにkkuni答kotaえをewo見miつけてるtsuketeru
沈黙chinmokuとto 涙namidaのno裏uraでde
やめてyamete
どうせならdousenara 優yasaしさもころしてshisamokoroshite
僕bokuをみつけないでwomitsukenaide 綺麗kireiにしないでいてnishinaideite
嗚呼aa
一生涯issyougai 融toけたりしないketarishinai呪noroいがiga
解toけてしまったってketeshimattatte
僕bokuはまだhamada まだmada
濡nuれてrete
酩酊meitei感kanでde 舌shitaのno上ueにni乗noってtte
不衛生fueiseiにni 抱daきki合aってtte
不確futashiかをkawo 知shiろうとしてroutoshite
嗚呼aa
一生涯issyougai 融toけたりしないketarishinai呪noroいをiwo
丁寧teineiにni 唱tonaえあってeatte
干hiからびるまでkarabirumade ただtada