夜中よなかすぎに
君きみは家いえを飛とび出だした
何なにも残のこさず
別わかれの言葉ことばもないまま
夕暮ゆうぐれ前まえに
遠とおくの街まちにたどりつく
新あたらしい気持きもちになって
過すごす透明とうめいな日々ひびよ
喧騒けんそうを抜ぬけて
夢中むちゅうになって
駆かけ抜ぬけていった
時間じかんはとうに過すぎ去さって
その身みを焦こがし
光ひかりになった
何なにが残のこるの
ずっと眠ねむっているだけ
道みちはあわい
答こたえは足元あしもとにあったはずなのに
探さがし求もとめ また遠とおくを彷徨さまよう
カーテンを外はずした
部屋へやから広ひろがり出だす
無数むすうの思おもい出でのかけら
ぼんやり見みつめ
住すみ慣なれた街まちに
こびりついている
無数むすうの思おもい出でのかけら
ぼんやり見みつめ
日々ひびのひなたとひかげのあわい
行いき来きしながら忘わすれていく
消きえかけた想おもいの火ひ くすぶる煙けむり
ガソリンを撒まいたように思おもい出だして
渡わたらなかった橋はし 崩くずれ落おち
流ながれる川かわの向むこうの光ひかり 眺ながめて
夜中yonakaすぎにsugini
君kimiはha家ieをwo飛toびbi出daしたshita
何naniもmo残nokoさずsazu
別wakaれのreno言葉kotobaもないままmonaimama
夕暮yuuguれre前maeにni
遠tooくのkuno街machiにたどりつくnitadoritsuku
新ataraしいshii気持kimoちになってchininatte
過suごすgosu透明toumeiなna日々hibiよyo
喧騒kensouをwo抜nuけてkete
夢中muchuuになってninatte
駆kaけke抜nuけていったketeitta
時間jikanはとうにhatouni過suぎgi去saってtte
そのsono身miをwo焦koがしgashi
光hikariになったninatta
何naniがga残nokoるのruno
ずっとzutto眠nemuっているだけtteirudake
道michiはあわいhaawai
答kotaえはeha足元ashimotoにあったはずなのにniattahazunanoni
探sagaしshi求motoめme またmata遠tooくをkuwo彷徨samayoうu
カkaーテンtenをwo外hazuしたshita
部屋heyaからkara広hiroがりgari出daすsu
無数musuuのno思omoいi出deのかけらnokakera
ぼんやりbonyari見miつめtsume
住suみmi慣naれたreta街machiにni
こびりついているkobiritsuiteiru
無数musuuのno思omoいi出deのかけらnokakera
ぼんやりbonyari見miつめtsume
日々hibiのひなたとひかげのあわいnohinatatohikagenoawai
行iきki来kiしながらshinagara忘wasuれていくreteiku
消kiえかけたekaketa想omoいのino火hi くすぶるkusuburu煙kemuri
ガソリンgasorinをwo撒maいたようにitayouni思omoいi出daしてshite
渡wataらなかったranakatta橋hashi 崩kuzuれre落oちchi
流nagaれるreru川kawaのno向muこうのkouno光hikari 眺nagaめてmete