北旅愁 歌詞 夏木綾子 ふりがな付

北きたの岬みさきの 日暮ひぐれは早はやく
沖おきにチラチラ 明あかりが揺ゆれる
あれは漁火いさりび イカ釣つり船ぶねか
女おんなごころの 恋こいの炎ほのおか
あなた忘わすれの 旅たびだから
飲のめぬお酒さけを 少すこしだけ
あなた飲のんでも いいですか
女おんなひとり 女おんなひとり
夢ゆめも凍こごえる 北きた旅愁りょしゅう

今日きょうの泊とまりは 風待かぜまち港みなと
明日あしたは乗のり継つぎ また船ふねに乗のる
ひとり旅たびする 淋さびしさこらえ
吐息といきばかりの 港みなと宿やど
潮しおの香かおりが 染しみ込こんだ
障子しょうじ開あければ 夜半よわの雨あめ
霙みぞれまじりの 涙雨なみだあめ
女おんなひとり 女おんなひとり
春はるは名なのみの 北きた旅愁りょしゅう

あなた忘わすれの 旅たびなのに
未練みれんばかりが つのります
あなた迎むかえに 来きて欲ほしい
女おんなひとり 女おんなひとり
夢ゆめで会あいたい 北きた旅愁りょしゅう