愛の法則 歌詞 人間椅子 ふりがな付

黄昏たそがれの街まちに佇たたずんだ
自然しぜんと涙なみだが溢あふれ出でた
今日きょうという日ひには
もう再ふたたび出で遭あえない

行ゆき交かう人ひとの微笑ほほえみは
寂さびしさをたたえ美うつくしい
家路いえじの先さきには
愛あいも孤独こどくもあるだろう

恋こいに 恋こいに 恋こいに落おちたら
泣なき濡ぬれる
世界せかいが
泣なき濡ぬれる
いっそ恋こいなど知しらねば
悲かなしくないものを

初恋はつこいの色いろは淡あわきもの
重かさねる毎ごとに深ふかきもの
やがては緋色ひいろの
熱あつき血潮ちしおがほとばしる

恋人こいびとたちの語かたらいは
色褪いろあせもせずに新あたらしい
嬰児みどりごのように
身みも心こころも捧ささぐから

一目ひとめ 一目ひとめ 一目ひとめ会あいたくて
彷徨さまよう
夜風よかぜと
彷徨さまよう
いっそあなたを知しらねば
切せつなくないものを

実みのらぬものが恋こいなのか
実みのらないから恋こいなのか

嵐あらしが
吹ふき荒あれる
心こころに
吹ふき荒あれる
いっそひとりのままなら
苦くるしくないものを

愛あいの嵐あらしが 吹ふき荒あれる
愛あいの嵐あらしが 吹ふき荒すさぶ
愛あいの炎ほのおが 燃もえ上あがる
愛あいの炎ほのおが 燃もえ盛さかる

恋こいに 恋こいに 恋こいに落おちたら