あざみの歌 歌詞
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海うみには海うみの 悲かなしみや
ましてこころの 花園はなぞのに
咲さきしあざみの花はなならば
高嶺たかねの百合ゆりの それよりも
秘ひめたる夢ゆめを ひとすじに
くれない燃もゆる その姿すがた
あざみに深ふかき わが想おもい
いとしき花はなよ 汝なんじはあざみ
こころの花はなよ 汝なんじはあざみ
さだめの径けいは 涯はててなくも
かおれよせめて わが胸むねに
ああ ああ
馬骨
2022/12/30 03:24
1945年(昭和20年)復員してきた18歳の横井弘作詞、八洲秀章作曲の歌である・・長野県霧ケ峰八島高原に咲くあざみを自分の理想の女性になぞらえて作った抒情歌である・・高原の雰囲気と恋心とが混然として高原を吹き渡るような歌で、若き日の伊藤久男も陶然として歌っているようで、彼の爽やかな一面が前面に出ている・・