アオイトリ 歌詞 ORANGE RANGE 映画『ありえなさ過ぎる女 ～被告人よしえ～』の主題歌 ふりがな付

止とめどなく溢あふれ出でて来くる欲望よくぼう その都度つど 器うつわ変かえていっても
喉のどの渇かわきに溺おぼれていく 足たりない 満みたされたい 愛あい 渇望かつぼう

濃霧のうむに包つつまれた荒野こうや ぼんやりおぼろ月づき
深紅色しんくいろ 一輪いちりんの花はな 吸すい込こまれていった

閉とじ込こめられていたの 烏龍うーろんに そして扉とびらはふいに開ひらく

飛とび方かた忘わすれた青あおい鳥とり 首くびを下したに向むけ落おちる
世界せかいの果はてまで飛とんでいく そんな夢ゆめだけ飛とんでいく

鏡かがみに映うつるその男おとこ 恍惚こうこつとしている
情緒じょうちょをくすぐる旋律せんりつ 静しずかに眼めを閉とじた

遠とおくに見みえてきたの 桃源郷とうげんきょう そして呼吸こきゅうは乱みだれていく

飛とび方かた忘わすれた青あおい鳥とり 首くびを下したに向むけ落おちる
世界せかいの果はてまで飛とんでいく そんな夢ゆめだけ飛とんでいく

狂くるい出だすコンパス 失うしなう方角ほうがく
映はえる色彩しきさいはフェイク 真実しんじつに触ふれたメス

歪ゆがんだ World 全すべてがダウト
笑わらう堕天使だてんしが空そらを舞まう
漆黒しっこくのシャウト 光ひかりをシャットアウト
感覚かんかくは消きえた 残のこされたものは?


暗闇くらやみの中なかで凍こごえ死しぬ 濡ぬれた花はなびらを探さがして
雨降あめふりの夜よるに傘かさを捨すて 静しずかにもがいた

飛とび方かた忘わすれた青あおい鳥とり 首くびを下したに向むけ落おちる
世界せかいの果はてまで飛とんでいく そんな夢ゆめだけ飛とんでいく