名月赤城山 歌詞
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
意気いきがとけ合あう 赤城山あかぎさん
澄すんだ夜空よぞらの まんまる月つきに
浮世うきよ横笛よこぶえ 誰たれが吹ふく
意地いじの筋金すじがね 度胸どきょうのよさも
いつか落目おちめの 三度笠さんどがさ
云いわれまいぞえ やくざの果はてと
悟さとる草鞋わらじに 散ちる落葉おちば
渡わたる雁かりがね 乱みだれて啼ないて
明日あすはいずこの 塒ねぐらやら
心こころしみじみ 吹ふく横笛よこぶえに
またも騒さわぐか 夜半やはんの風かぜ
馬骨
2022/10/28 14:40
ヤクザ歌を直立不動で唄うというのも今では考えられないが、東海林太郎と言えば直立不動と名を取ってしまった、歌の元は群馬県赤城山に国定忠治という博徒の親分が悪代官を切って隠れていた山であり、この歌は単純に博徒の心意気を唄っているが、この後幾つか赤城山の歌は作られてくる、清水の次郎長程の政治性は持たない国定忠治であったが、やはり悪代官を切ったところが構成にも残る侠客に名を連ねた・・