北きたに咲さく花はな 吹ふく風かぜの
春はるは名なばかり まだ寒さむい
惚ほれた私わたしの 気きも知しらぬ
悪わるいあなたに どこか似にてる
北きたに降ふる雨あめ さす傘かさを
クルリ回まわせば 飛とぶしぶき
惚ほれた私わたしが 物陰ものかげで
流ながす泪なみだに どこか似にている
北きたに飛とぶ鳥とり はぐれ鳥とり
沈しずむ入いり陽ひに ねぐら探さがす
惚ほれた私わたしが 眠ねむれずに
あなた待まつ身みに どこか似にている
北kitaにni咲saくku花hana 吹fuくku風kazeのno
春haruはha名naばかりbakari まだmada寒samuいi
惚hoれたreta私watashiのno 気kiもmo知shiらぬranu
悪waruいあなたにianatani どこかdokoka似niてるteru
北kitaにni降fuるru雨ame さすsasu傘kasaをwo
クルリkururi回mawaせばseba 飛toぶしぶきbushibuki
惚hoれたreta私watashiがga 物陰monokageでde
流nagaすsu泪namidaにni どこかdokoka似niているteiru
北kitaにni飛toぶbu鳥tori はぐれhagure鳥tori
沈shizuむmu入iri陽hiにni ねぐらnegura探sagaすsu
惚hoれたreta私watashiがga 眠nemuれずにrezuni
あなたanata待maつtsu身miにni どこかdokoka似niているteiru