月夜の笛 歌詞
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私わたしはぴいひゃら 笛ふえ自慢じまん
高たかい櫓やぐらで 笛ふえ吹ふくときは
三里さんりひびいて ええ風かぜとなる
旅たびの一座いちざの お下髪さげの娘むすめ
紫蘇しその実みかみかみ 月つきをみる
吹ふいてあげよか 故郷こきょうの唄うたを
そばの花はな咲さく ええ里さとの唄うた
村むらはお祭まつり こころは月夜つきよ
祭まつりがすんだら 嫁よめも来くる
月つきに横笛よこぶえ 浮うかれて吹ふけば
思おもいばかりか ええ灯あかりも揺ゆらぐ
馬骨
2023/01/09 03:45
1954年(昭和29年)横井弘作詞、吉田矢健治作曲の歌である・・津村は甘い優しい声で唄うので、この歌なども、祭りの喧騒より、旅の一座のお下げの娘に風のように笛を吹いてあっげるという光景の方が印象的である・・祭りが済んだら嫁が来るは、現代の人にはピント来ないであろうが、かつて山間部農村の祭りには青年男女の嫁入り嫁取の祭りでもあった・・浴衣など来たことのない村娘がこの日ばかりは、浴衣を着て出かけるのである・・