雨 歌詞 藤田麻衣子 ふりがな付

地下鉄ちかてつから外そとに出でると
やっぱり雨降あめふり
もう何日なんにちも
青あお空そらを見みてない

日ひの落おちた駅えきには
帰がえりを急いそぐ人ひとの波なみ
踏切ふみきりが上あがり
足早あしばやに渡わたった

横断おうだん歩道ほどうの前ぜん
見覚みおぼえのある姿すがた
メガネをかけていてもわかる

会あいたいと思おもっていたら
出会であえるものなの?
傘かさに当あたる雨あめが強つよくなる
何度なんども忘わすれようとした
何度なんども打うち消けすのに
気きづけば探さがしてた人ひと

「用事ようじがないのに
電話でんわしちゃだめだったかな」
あの一言ひとことから
心こころが近ちかづいた

水族館すいぞくかんまでの坂道さかみち
落おち合あった公園こうえん
キスした駐車場ちゅうしゃじょう
いつも雨あめが降ふってた

待まっても待まっても
あなたが来くることはなかった
あの日ひの夜よるも雨あめだった

会あわないと決きめてきたのに
出会であってもいいの?
赤信号あかしんごうが青あおに変かわった
今日きょうが雨降あめふりでよかった
傘かさで顔かおを隠かくして
あなたの横よこ 通とおり過すぎた

すれ違ちがい 遠とおざかってく
雨あめの中なか 二人ふたり

会あいたいと思おもっていたら
出会であえるものなの?
傘かさに当あたる雨あめが強つよくなる
何度なんども忘わすれようとした
何度なんども打うち消けすのに
気きづけば探さがしてた人ひと

振ふり返かえるから
振ふり返かえらないで