声よ feat. 塩塚モエカ(羊文学) 歌詞 坂東祐大 ドラマ「17才の帝国」主題歌 ふりがな付

微かすかな予感よかんが胸むねを掴つかむ
その目めが見みつめた世界せかいを追おいかけて
臆病おくびょうな両手りょうて伸のばした
指先ゆびさきが少すこし触ふれた、だけだった

声こえよ響ひびいて、今いまこんなにも眩まぶしい君きみへ
たった一ひとつのこのメッセージ、届とどけるように

きっと戻もどれないよ、まるでおとぎ話ばなし
それでもわたしはここにいた君きみと
誓ちかった奇跡きせきのこと、忘わすれないよ

聞きこえる足音あしおと、息いきを潜ひそめ
時間じかんは全すべてを過去かこに飲のみ込こんでく
失うしなう物ものを数かぞえて踏ふみ出だす一いっ歩ぽさえも恐おそれるの?

息いきをするほどに、遠とおざかってゆく
青あおすぎる空そらを映うつす瞳ひとみ
雪ゆきの降ふる朝あさの小ちいさな約束やくそく
疑うたがうことなどなかった夢ゆめ
ねえ、でも消きえたりしないから

声こえよ響ひびいて、今いま誰だれよりも優やさしい君きみを
たった一ひとつのこのメッセージ、導みちびくように

きっと戻もどれないよ、まるでおとぎ話ばなし
それでも確たしかにここにいた君きみが
それぞれの明日あしたを生いき抜ぬいた先さきで
描えがいた未来みらいならば、信しんじたいよ