mirrors 歌詞 斉藤壮馬 ふりがな付

揺ゆらいでいる 不確ふたしかな憎悪ぞうお
ハレーション ふいに見みえたよう

残響ざんきょうに手てを伸のばし
黒白くろしろに染そまりゆく
まばたきをするたびに
凍こごえていく

哀かなしみを
哀かなしんでもいいよ
夢ゆめから醒さめてもなお
哀かなしみを愛あいしてる

怖こわいね さかさまの牢ろう
ふたりで 結むすばれた像ぞうはサッカード

まやかしてよ
偽者にせもののぼくを
このまま騙だましていて
まなざせよ ねえ

ひとりワルツを踊おどる
ねえもう一いち回かいね
ね、もう一いち回かいね
全部ぜんぶ終おわりにするからさ
白昼夢はくちゅうむに囚とらわれ
ねえどんなんだっけ
ね、どうだったっけ
鏡かがみ越ごし 笑わらうきみは誰だれ?

哀かなしんでよ
哀かなしんでもいいよ
夢ゆめなら醒さめないでよ
どこまでも お願ねがい

いつかこんな気持きもちさえも
忘わすれ 失なくすさだめなら
それはそれでひとつの救すくいさ
影かげの音おと 深ふかいそこへ
堕おちて