命の不始末 歌詞 MOROHA ふりがな付

「君きみは君きみらしく」
なんて言いわれるまでもなく俺おれは
俺おれにしかなれず
クズでカス 罪つみと罰ばつ 積つみ重かさねた全すべてが崩くずれ去さる
まさに命いのちの不始末ふしまつ
俺おれが不幸ふこうにしたんだと思おもいます
浴あびる罵声ばせいこそ相応ふさわしく思おもいます
許ゆるされることを 望のぞむことすらも烏滸おこがましく
謝罪しゃざいの言葉ことばさえ持もて余あます
油断ゆだんするとまたすぐに悲劇ひげきぶる
そんな資格しかくが俺おれにあるはずもなく
下くだらない人生じんせい 切きりきざんで叩たたき売うる
品ひんのない商売しょうばい 小汚こぎたない生涯しょうがい
この期ごに及およんで未いまだにこびりついてる愚おろかな性欲せいよく
必死ひっしで手てなづける 無様ぶざまなイチモツ この手てでしごく
一いち時じの快楽かいらく 冷さめ 我われに返かえる

どのツラを下さげてたってどこへもいけやしないんだ
詫わびても詫わびてもとても詫わび切きれやしないんだ
行いく宛あてもなくあるはずもなくため息いきは深ふかく
自業自得じごうじとくの闇やみに焼やかれながら眠ねむるんだ
どのツラを下さげたってどこへもいけやしないんだ
詫わびても詫わびてもとても詫わび切きれやしないんだ
おめおめと生いきる 命いのちの不始末ふしまつ

「いっそ殺ころせ!」なんて 呟つぶやく
だけど本当ほんとうに危険きけんが迫せまったとしたら恐おそらく
命乞いのちごいする 自分じぶんの姿すがたが目めに浮うかぶ
惨みじめで下劣げれつ 賤いやしくも卑劣ひれつ
すぐに泣なくんだよ これまで大切たいせつな人ひとを裏切うらぎり泣なかせてきた奴やつ程ほどに
後うしろめたいから 許ゆるされていたいから
自作自演じさくじえんの涙なみだに酔よっぱらい震ふるえてる 卑怯者ひきょうもの
生うまれ変かわることはできないとしても
生いき直なおすことは果はたして出来できるのだろうか
本当ほんとうはまだ少すこしだけ信しんじてしまってる
自分じぶんの価値かち この先さきの光ひかり
「そんなもんねえよ」 って言いい聞きかせ
踏ふみ消けして目めを逸そらす だがしかしそれでも確たしかに燃もえ盛さかる
消けしても消けせない炎ほのおが残のこる 訥々とつとつと揺ゆれてる この火ひと生いきていく

どのツラを下さげてたってどこへもいけやしないんだ
詫わびても詫わびてもとても詫わび切きれやしないんだ
行いく宛あてもなくあるはずもなくため息いきは深ふかく
自業自得じごうじとくの闇やみに焼やかれながら眠ねむるんだ
どのツラを下さげたって どこへもいけやしないんだ
詫わびても詫わびてもとても詫わび切きれやしないんだ
おめおめと生いきる 命いのちの不始末ふしまつ

少すこしは楽らくにならないものかと
飲のめないクセに 飲のみ干ほした安物やすものの酎ちゅーハイの味あじは まるで殺虫剤さっちゅうざいのようで
それなのに胸むねの中なかの弱虫よわむしは殺ころせないままで
夜よるが少すこしずつ明あけて空そらが紫色むらさきいろに染そまっていくのと同時どうじに
酔よった勢いきおいで生うまれた希望きぼうが
酔よいが覚さめる勢いきおいで絶望ぜつぼうに変かわっていく
それをなす術すべもなく ただ眺ながめているのです

どのツラを下さげてたってどこへもいけやしないんだ
詫わびても詫わびてもとても詫わび切きれやしないんだ
行いく宛あてもなくあるはずもなく ため息いきは深ふかく
自業自得じごうじとくの闇やみに焼やかれながら眠ねむるんだ
どのツラを下さげたってどこへもいけやしないんだ
詫わびても詫わびてもとても詫わび切きれやしないんだ
おめおめと生いきる 命いのちの不始末ふしまつ
命いのちの不始末ふしまつ