せっかく沸わかしたお風呂ふろも
君きみを待まっていたら冷さめてしまったよ
いつか君きみの気持きもちさえも
こんな風ふうに冷さめてしまうのかな
「追おい焚だきをします」アナウンスのように
君きみとの関係かんけいも温あたため直なおせたらいいな
なんてくだらないこと考かんがえてたら
いつの間まにか朝あさになったよ
ゆらゆら揺ゆれる水面すいめんに
僕ぼくたちはゆっくり足あしを伸のばす
「熱あついね」なんて言いいながら
はしゃぐ君きみをこのままずっと見みていたい
あの日ひ君きみが言いったこと「もう無理むり
なんて泣ないた君きみ
今いまになって気付きづけいたんだ
「変かわってないね」と君きみが言いう
それだけ残のこして出でて行いったその背中せなかを
僕ぼくはただ
見みつめることしかできなかったんだ
ゆらゆら揺ゆれる水面すいめんに
僕ぼくたちはゆっくり身みを委ゆだねる
「狭せまいね」なんて言いいながら
はしゃぐ君きみをこのままずっと見みていたい
ピカピカに磨みがいた浴槽よくそう
「今日きょうはちゃんと洗あらったよ」
そんなこと知しらせる相手あいては
「もういないのか」と呟つぶやいた
「お風呂ふろは沸わかせませんでした」
僕ぼくはそっと、栓せんを抜ぬいた。
せっかくsekkaku沸waかしたおkashitao風呂furoもmo
君kimiをwo待maっていたらtteitara冷saめてしまったよmeteshimattayo
いつかitsuka君kimiのno気持kimoちさえもchisaemo
こんなkonna風fuuにni冷saめてしまうのかなmeteshimaunokana
「追oいi焚daきをしますkiwoshimasu」アナウンスanaunsuのようにnoyouni
君kimiとのtono関係kankeiもmo温atataめme直naoせたらいいなsetaraiina
なんてくだらないことnantekudaranaikoto考kangaえてたらetetara
いつのitsuno間maにかnika朝asaになったよninattayo
ゆらゆらyurayura揺yuれるreru水面suimenにni
僕bokuたちはゆっくりtachihayukkuri足ashiをwo伸noばすbasu
「熱atsuいねine」なんてnante言iいながらinagara
はしゃぐhasyagu君kimiをこのままずっとwokonomamazutto見miていたいteitai
あのano日hi君kimiがga言iったことttakoto「もうmou無理muri
なんてnante泣naいたita君kimi
今imaになってninatte気付kidukeいたんだitanda
「変kaわってないねwattenaine」とto君kimiがga言iうu
それだけsoredake残nokoしてshite出deてte行iったそのttasono背中senakaをwo
僕bokuはただhatada
見miつめることしかできなかったんだtsumerukotoshikadekinakattanda
ゆらゆらyurayura揺yuれるreru水面suimenにni
僕bokuたちはゆっくりtachihayukkuri身miをwo委yudaねるneru
「狭semaいねine」なんてnante言iいながらinagara
はしゃぐhasyagu君kimiをこのままずっとwokonomamazutto見miていたいteitai
ピカピカpikapikaにni磨migaいたita浴槽yokusou
「今日kyouはちゃんとhachanto洗araったよttayo」
そんなことsonnakoto知shiらせるraseru相手aiteはha
「もういないのかmouinainoka」とto呟tsubuyaいたita
「おo風呂furoはha沸waかせませんでしたkasemasendeshita」
僕bokuはそっとhasotto、栓senをwo抜nuいたita。