白紙 歌詞 HONEBONE ふりがな付

「頭あたまの中なかは真まっ白しろになっていく
何度なんどもうたった歌うたが飛とんでいく
とどけたかった相手あいてが敵てきに見みえた
私わたしをあわれんだ目めで見みないで

呪のろいのを言葉ことばを自分じぶんにかけてきたから
首くびが絞しまって息いきができなくなったよ
誰だれのためにやってきたんだろうか
答こたえは出でないまま 幕まくがあがってく

ああ 暗闇くらやみがすべてを飲のみ込こんで
私わたしを埋うめ尽つくしてゆく
ああ 誰だれにもわけられない痛いたみさ
この痛いたみ抱かかえて生いきるしかない
この痛いたみだけが私わたしを動うごかす

うたいたい歌うたがいくつもあったのに
好ずきな映画えいがを観みたいと思おもったのに
あの人ひとのハナシも聞きいてあげたかったのに
心こころにぽっかりと穴あなが開あいていた

この場所ばしょが好すきなのに 早はやく帰かえりたいよ
見みて欲ほしいはずなのに 隠かくれてしまいたいよ
白紙はくしのノートを覗のぞかないで

ああ 暗闇くらやみがすべてを飲のみ込こんで
私わたしを埋うめ尽つくしてゆく
ああ 誰だれにもわけられない痛いたみさ
この痛いたみ抱かかえて生いきるしかない

ああ 暗闇くらやみがすべてを飲のみ込こんだ
あの町まちへは戻もどれない
あの頃ころにも戻もどれやしない
この痛いたみ抱かかえて生いきるしかない」

真まっ白しろなページに書かき始はじめた