たそがれ挽歌 歌詞 三本木智子 ふりがな付

窓まどの向むこうは さびれた港みなと
波打なみうつ海原うなばら 想おもい出で酒場さかば
ひとり注そそぐ酒さけ ほろほろと
酔ようほど心こころに 沁しみてくる
馬鹿ばかだね 馬鹿ばかだよ 忘わすれたはずの
あいつの名前なまえ なぞる指ゆび
あの頃ころは 還かえらぬ遠とおい日ひ
夕陽ゆうひの彼方かなた たそがれ挽歌ばんか

沖おきのかもめと 男おとこと出船でふね
追おうほど逃にげてく さよなら港みなと
風ふうの哭なき笛ぶえ ひゅるひゅると
硝子戸がらすどたたいて 呼よぶ過去むかし
逢あいたい 逢むかえない 愛いとしい胸むねに
抱いだかれて聴きいた わらべ唄うた
あの歌うたも 還かえらぬエレジー
夕焼ゆうやけ小焼こやけ たそがれ挽歌ばんか

逢あいたい 逢むかえない 愛いとしい胸むねに
抱いだかれて聴きいた わらべ唄うた
あの歌うたも 還かえらぬエレジー
夕焼ゆうやけ小焼こやけ たそがれ挽歌ばんか