光の行方を追え 歌詞 あべりょう ふりがな付

電子でんしが揺ゆれた電磁波でんじはな光ひかりの E=hc/λ(波長はちょう)
波長はちょう違ちがう七色なないろ可視光かしこう 空そらに浮うかぶ水滴すいてきの電子でんしの
±電磁場でんじばに入射にゅうしゃ ±押おし引ひき 波長はちょうの短みじかい順じゅん
減速げんそくし 短波たんぱな紫むらさきから長波ちょうはな赤あかへ 光ひかり分散ぶんさん

長波ちょうはで弱よわい赤あかは ±押おし引ひき少すくなく減速げんそくせず
逆ぎゃくに短波たんぱな紫むらさきは強つよくて 押おし引びきが多おおく減速げんそくし
速度そくど差さゆえの屈折くっせつ角度かくど差さで 光ひかりが分散ぶんさん、虹にじになる
赤あか42°から紫むらさき40°どまで 光ひかりグラデーション

雨上あめあがり空そらに 太陽たいよう映写機えいしゃき 光ひかり照射しょうしゃして
円錐えんすいに反射はんしゃした虹にじは 下半分したはんぶんが地面じめんで隠かくされて 半円はんえんになる虹にじ

大気たいき分子ぶんしは光波長ひかりはちょうの 10分ふんの1サイズだから
波長はちょう違ちがう可視光かしこうが 大気たいきの主しゅ成分せいぶんな「窒素ちっそ分子ぶんし」に
ぶつかり飛とび散ちる強つよさが 波長はちょうの4乗じょうに反比例はんぴれいして
長波ちょうはの赤あかより 短波たんぱの青あおが散乱さんらんし 空そらが青あおく見みえる

夕暮ゆうぐれ太陽たいよう傾かたむき 光ひかりが大気たいき横よこ殴なぐる
距離きょりが増ふえ青あお波長はちょう 窒素ちっそで散乱さんらん 赤あか波長はちょうだけ残のこり
夕焼ゆうやけ空そらが赤あかいレイリー散乱さんらん

雲くもが白しろく見みえるのは 海うみから舞まい上あがる塩しおが
窒素ちっその1,000倍ばいデカい塵ちりとして 水滴すいてき集あつめ 雲くも作づくり
七色なないろ可視光かしこうまとめて衝突しょうとつ 合あわさり白色しろいろ ミー散乱さんらん
夕焼ゆうやけレイリー赤色あかいろ淡あわくし マジックアワーを演出えんしゅつ

水素すいその質量しつりょう絞しぼって 宇宙うちゅうに吐はき出だす太陽光たいようこう(E=mc2)
8分ふんで地球ちきゅう到達とうたつ 地表ちひょうに1m2あたり
毎時まいじ1,000Wh(ワットアワー)の 光ひかりエネルギー供給きょうきゅうの威力いりょく
電気でんきストーブ1時間じかん分ぶんで 陸海空りくかいくうを遍あまねく照射しょうしゃ

電子でんし励起れいき 分子ぶんし共振きょうしん 透過とうか、反射はんしゃ 屈折くっせつ角かど
入射角にゅうしゃかくとずれても 最短さいたん時間じかんの経路けいろ選えらぶ不思議ふしぎ
フェルマーの原理げんり経へて 最小さいしょう作用さようの原理げんり

自然しぜんは必かならず 最適さいてき経路けいろを選えらぶと 光ひかりが告つげる