ホシドケイ 歌詞 シナリオアート ふりがな付

星ほしのない この街まちでは
ネオンサインが 煌きらめいて
静寂せいじゃくの 夢心地ゆめごこち
忘わすれたまま 生いきていた

ある日ひ 心こころの時計とけいは
時針じしんを 失なくしてしまった
さみしげに うつむいて
心こころから 居いなくなった

言葉ことばが 足たりないから
うまくは 言いえないけど
あの頃ころ 抱いだいた夢ゆめは
忘わすれてなんかない

ほんとは怖こわくて もう どうしようもないくらい
叫さけび泣なくこの声こえに どうか 誰だれか気付きづいてくれますようにと

願ねがい込こめた時計とけいは ゆっくり遅おくれ始はじめた
傷付きずついたこの声こえを どうか 誰だれかまっすぐ抱だきしめてくれますように

このまま 笑わらえないと
私わたしは 見捨みすてられそうだな
秒針びょうしんが 歩あるく音おと
迫せまってきて 耳みみを刺さす

息いきが 苦くるしくなって
空そらに 縋すがるように
部屋へやを出でて ふりかえる
私わたしの居場所いばしょはどこ？

ひとりで閉とじこもっても 耐たえられない哀かなしみに
目めと耳強みみつよく塞ふさぎ いつか 誰だれか助たすけてくれますようにと

願ねがい込こめた時計とけいは 時間じかんを戻もどし始はじめた
" この広ひろい星空ほしぞらは 時ときの針はりを見みつけてくれるから うつむかないで"

あの日夜空ひよぞらを染そめた 綺麗きれいな天てんの川かわへと
最後さいごの願ねがい込こめた どうか ずっと 空そらを彩いろどっていて

ほんとは怖こわくて もう どうしようもないくらい
叫さけび泣なくこの声こえは いつか 誰だれかに届とどく歌うたになるから

想おもい込こめた時計とけいは ゆっくりまわり始はじめた
傷付きずついたこの声こえを いつか 誰だれかまっすぐ抱だきしめてくれますように