恋人たちの100の偽り 歌詞 太田裕美 ふりがな付

ゼラニウム香こうばしい坂道さかみちの朝あさ
花はなの茎折くきおりながらあなたが聞きいた
もしぼくがいなくても生いきてゆけるね
平気へいきよとくちびるとがらせたっけ
嘘うそつくの下手へたね 私わたしって ほんとは愛あいしてるのに
見破みやぶるの下手へたね あなたって 笑顔えがおの裏うらには涙なみだがあるわ
あゝ恋人こいびとたちの偽いつわりは 100もあるけど
好すきよって囁ささやきだけは 真実しんじつでした

ゼラニウム色変いろかえて水色みずいろの丘おか
くちづけが下手へただねポツリとあなた
比くらべてる人ひとがいる! 走はしる予感よかんに
問といつめりゃばれたかと舌したを出だしたわ
嘘うそつくの下手へたね あなたって 心こころに秘密ひみつがあるの
感かんだけはいいの 私わたしって 不幸ふこうになるよと顔かおに書かいてる
あゝ恋人こいびとたちの偽いつわりは 100もあるけど
あなただけ正直しょうじきな人ひと そう信しんじてたの

時ときは過すぎ声こえもなく散ちりゆくゼラニウム
卒論そつろんがすむまでは逢あえないと言いう
嘘うそつくの下手へたね 二人共ふたりとも 別わかれを繕つくろうあなた
背せを向むけるだけね 二人共ふたりとも 涙なみだが描かきこむ境界線きょうかいせんに
あゝ恋人こいびとたちの偽いつわりは 100もあるのに
さよならとたったひとつの 嘘うそが言いえない