華麗なる外道 歌詞 ダウト ふりがな付

薄紅うすべにの花はなびらがひとひらり 別わかれを惜おしんでくれているのかい
芽吹めぶく若葉わかばに後押あとおしされながら 私わたしは列車れっしゃに揺ゆられ季節きせつは春はる

徒ただならない空蝉うつせみの声こえ 生命いのちの儚はかなさを訴うったえているのかい
突然とつぜんの夕立ゆうだちにアスファルトの香かおり 私わたしは鼻唄はなうたの小道こみち 季節きせつは夏なつ

チャラ チャラ チャラリラ楽天町らくてんまちで逢あいませう
魅了みりょうしてやまないんだ 血迷ちまよってるんだ
ぜんぜんぜん知しらぬから始はじまる私わたしに
知しりたいをくれる季節あなたは華麗かれいな外道げどう

容赦ようしゃのない落葉おちばがこんにちは やがては朽くちていくと言いっているのかい
黄金こがねすすきに棚引たなびくうろこ雲くも 私わたしは木枯こがらしに泣なく季節きせつは秋あき

夜長よながと街まちに汚けがれた雪ゆき 明日あすには終おわる今日きょうを掻かき分わけてい
るのかい
親指おやゆびひとつで明あける今年ことしを振ふり返かえる 私わたしは吐息といきになりたい季節きせつは冬ふゆ

タラ タラ タラリラ井戸端町いどばたまちで逢あいませう
黒猫くろねこが懐いだいてるんだ トチ狂くるってるんだ
ぜんぜんぜん話はなし足たりないのに私わたしを
置おき去ざりにする季節あなたは華麗かれいなる外道げどう

ひゅる ひゅる ひゅるりら黄昏町たそがれまちで逢あいませう
全まったく満みたされないんだ 濁にごっているんだ
散々さんざんじゃん良よき時ときを剥はがして私わたしの
過去かこへと変かえた季節あなたは華麗かれいな外道げどう