恋こいしたあの人ひとに堕おちる晩秋ばんしゅう
さざめく風かぜに乗のせ 巡めぐり始はじめる
金木犀きんもくせいの香かおりが心こころを染そめて
あなたの髪かみの毛けとわたしの髪かみを
蝶々結ちょうちょうむすびしました 離はなれぬようにと
思おもい出ではいつも通どおり雨あめ
受話器越じゅわきごしの胸騒むなさわぎ
嗚呼ああ、今日きょうも聞きこえない
愛あいし あなたの声こえ
こだまする その生いき方かたに 答こたえ合あわせ
嗚呼ああ、今日きょうも拭ぬぐえない
心こころは枯かれすすき
ゆらゆらと足あしを浮うかせて 堕おちる晩秋ばんしゅう
六畳一間ろくじょうひとまの狭せまい部屋へやに吊つるした蜘蛛くもの糸いとに捕食ほしょくされた蝶ちょう
ゆらゆら…
宙ちゅうぶらりぶら 見開みひらいた瞳ひとみは あなた見みつめるためよ
宙ちゅうぶらりぶら 振ふり子こになる私わたしは悲かなしきひとりぼっち
繰くり返かえす鬱うつに茜空あかねそら
諦あきらめましょう お別わかれしましょう
嗚呼ああ、今日きょうも聞きこえない
愛あいし あなたの声こえ
こだまする その生いき方かたに 答こたえ合あわせ
嗚呼ああ、今日きょうも拭ぬぐえない
心こころは枯かれすすき
ゆらゆらと足あしを浮うかせて 堕おちる晩秋ばんしゅう
恋こいしたあの人ひとは冬ふゆへと向むかう
恋koiしたあのshitaano人hitoにni堕oちるchiru晩秋bansyuu
さざめくsazameku風kazeにni乗noせse 巡meguりri始hajiめるmeru
金木犀kinmokuseiのno香kaoりがriga心kokoroをwo染soめてmete
あなたのanatano髪kamiのno毛keとわたしのtowatashino髪kamiをwo
蝶々結chouchoumusuびしましたbishimashita 離hanaれぬようにとrenuyounito
思omoいi出deはいつもhaitsumo通dooりri雨ame
受話器越juwakigoしのshino胸騒munasawaぎgi
嗚呼aa、今日kyouもmo聞kiこえないkoenai
愛aiしshi あなたのanatano声koe
こだまするkodamasuru そのsono生iきki方kataにni 答kotaえe合aわせwase
嗚呼aa、今日kyouもmo拭nuguえないenai
心kokoroはha枯kaれすすきresusuki
ゆらゆらとyurayurato足ashiをwo浮uかせてkasete 堕oちるchiru晩秋bansyuu
六畳一間rokujouhitomaのno狭semaいi部屋heyaにni吊tsuるしたrushita蜘蛛kumoのno糸itoにni捕食hosyokuされたsareta蝶chou
ゆらゆらyurayura…
宙chuuぶらりぶらburaribura 見開mihiraいたita瞳hitomiはha あなたanata見miつめるためよtsumerutameyo
宙chuuぶらりぶらburaribura 振fuりri子koになるninaru私watashiはha悲kanaしきひとりぼっちshikihitoribotchi
繰kuりri返kaeすsu鬱utsuにni茜空akanesora
諦akiraめましょうmemasyou おo別wakaれしましょうreshimasyou
嗚呼aa、今日kyouもmo聞kiこえないkoenai
愛aiしshi あなたのanatano声koe
こだまするkodamasuru そのsono生iきki方kataにni 答kotaえe合aわせwase
嗚呼aa、今日kyouもmo拭nuguえないenai
心kokoroはha枯kaれすすきresusuki
ゆらゆらとyurayurato足ashiをwo浮uかせてkasete 堕oちるchiru晩秋bansyuu
恋koiしたあのshitaano人hitoはha冬fuyuへとheto向muかうkau