錆さびつく抜ぬけ殻からが転ころがり足場あしばを埋うめてる
焼やきつく思おもい出でが滲にじんで見みえなくなってる
瓦礫がれきの隙間すきまから射さし込こむ光ひかりが筆ふでとなり
闇やみしかない土つちにようやく影かげを描かいて
汚きたない水みずに泥化粧どろけしょうの横顔よこがお
終おわりの鐘かねが鳴なり響ひびくのだろう
「もういいんだよ」と冷つめたくそよぐ風かぜに頬ほほを撫なでられて
それでもこの槍やりに残のこる炎ほのおを吹ふき消けせやしないけれど
「もういいんだよ」と寂さびしく注そそぐ雨あめが傷きずをごまかして
おやすみの前想まえおもうことは 目めの前まえの星ほしのこと
破やぶれた鎌かまと鎚つち 夕陽ゆうひに赤あかく染そまってく
悪魔あくまの行列ぎょうれつが 西にしへと嘆なげき進すすんでく
始はじまりという 名なを持もつ全すべての子こは
積つみあげられて 真まっ黒くろな灰はいに帰かえすだろう
「もういいんだよ」と冷つめたくそよぐ風かぜがまぶたを閉とじてく
いつしかこの槍やりに残のこる炎ほのおが燃もえ尽つきること夢見ゆめみて
「もういいんだよ」と寂さびしく注そそぐ雨あめが全すべて流ながしてく
おやすみの前想まえおもうことは 目めの前まえの星ほしのこと
錆saびつくbitsuku抜nuけke殻karaがga転koroがりgari足場ashibaをwo埋uめてるmeteru
焼yaきつくkitsuku思omoいi出deがga滲nijiんでnde見miえなくなってるenakunatteru
瓦礫garekiのno隙間sukimaからkara射saしshi込koむmu光hikariがga筆fudeとなりtonari
闇yamiしかないshikanai土tsuchiにようやくniyouyaku影kageをwo描kaいてite
汚kitanaいi水mizuにni泥化粧dorokesyouのno横顔yokogao
終oわりのwarino鐘kaneがga鳴naりri響hibiくのだろうkunodarou
「もういいんだよmouiindayo」とto冷tsumeたくそよぐtakusoyogu風kazeにni頬hohoをwo撫naでられてderarete
それでもこのsoredemokono槍yariにni残nokoるru炎honooをwo吹fuきki消keせやしないけれどseyashinaikeredo
「もういいんだよmouiindayo」とto寂sabiしくshiku注sosoぐgu雨ameがga傷kizuをごまかしてwogomakashite
おやすみのoyasumino前想maeomoうことはukotoha 目meのno前maeのno星hoshiのことnokoto
破yabuれたreta鎌kamaとto鎚tsuchi 夕陽yuuhiにni赤akaくku染soまってくmatteku
悪魔akumaのno行列gyouretsuがga 西nishiへとheto嘆nageきki進susuんでくndeku
始hajiまりというmaritoiu 名naをwo持moつtsu全subeてのteno子koはha
積tsuみあげられてmiagerarete 真maっxtu黒kuroなna灰haiにni帰kaeすだろうsudarou
「もういいんだよmouiindayo」とto冷tsumeたくそよぐtakusoyogu風kazeがまぶたをgamabutawo閉toじてくjiteku
いつしかこのitsushikakono槍yariにni残nokoるru炎honooがga燃moえe尽tsuきることkirukoto夢見yumemiてte
「もういいんだよmouiindayo」とto寂sabiしくshiku注sosoぐgu雨ameがga全subeてte流nagaしてくshiteku
おやすみのoyasumino前想maeomoうことはukotoha 目meのno前maeのno星hoshiのことnokoto