標識ひょうしきなき霧きりの中遠なかとおい誰だれかの足跡あしあとだけが頼たより
きっと法則ほうそくは通つうじないどうか頭あたまの隅すみで良よいからさ置おいといて
懐なつかしさに釣つられるまま23マイル
白しろい扉ドアの前碧眼まえへきがんは振ふり向むいた
「こちら天国てんごくです」
空色そらいろをした、薄うすい地面じめんが、僕ぼくを写うつした、いざ参まいらん
上昇じょうしょうし折おれ線せんは数字散すうじちらして急降下きゅうこうか
自己喪失疑じこそうしつうたがい恐おそれあり、頭上ずじょうに輪わっかがくるくるりん
応答おうとうせよ、はいこちら01番ばん、切符きっぷの所持確認出来しょじかくにんできず
黄色きいろいロープ張はってやろうか?
現実げんじつ、離脱りだつ、シャングリラ
陽ひの光反射ひかりはんしゃさせてエンゼルフィッシュは僕ぼくの目めの前泳まえおよぐ
きっと法則ほうそくは通つうじないどうか頭あたまの隅すみで良よいからさ置おいといて
レジスタンス引ひき連つれて77マイル
警笛けいてきくわえて金髪きんぱつが振ふり向むいた
「こちら天国てんごくです」
空色そらいろをした、薄うすい地面じめんに、クラックひとつ、いざ参まいらん
下降かこうした折おれ線せんは数字掴すうじつかまえて急上昇きゅうじょうしょう
自我拡散疑じがかくさんうたがい恐おそれあり、背中せなかに白羽しらはねふわふわりん
応答おうとうしろ、はいこちら02番ばん、渡航とこうの意思確認出来いしかくにんできず
笑止しょうし、何故此処なぜここにいるんだ?
地上ちじょう、群青ぐんじょう、サンクチュアリ
急きゅうに重おもくなる瞼まぶたとゆっくり開ひらかれる扉とびら
もう思おもい残のこす事ことないかい?遠とおくでカラコロ下駄げたの音おと
懐なつかしさ帯おびた老人ろうじんが傍そばで僕ぼくに語かたりかけた
「ほらあちらにお行いき、此処ここに来くるにはまだ早はやい」
ばちり、止やみかけた脈拍みゃくはくはお星様散ほしさまちらし急加速きゅうかそく
「やはり単純たんじゅんな迷子まいごか、早はやくお家いえへ帰かえりなさい」
「じゃあな、もうちょっと年喰としくって老ふけてから出直でなおして来きな!」
ああ、なんとまあ口くちの悪わるい天使てんしに背押せおされ急転落下きゅうてんらっか!
歪ゆがみゆく景色けしきにぐるりの空そらは息いきを飲のんだ
幾千いくせんの光ひかりに包つつまれ滲にじんだ世界せかいはきらきらりん
常つねに白しろき幻まぼろしの国くにから離脱りだつし目覚めざめよ
ナースコール右手みぎてに持もって、彼岸ひがん、帰還きかん、邯鄲かんたんの夢ゆめ
標識hyoushikiなきnaki霧kiriのno中遠nakatooいi誰dareかのkano足跡ashiatoだけがdakega頼tayoりri
きっとkitto法則housokuはha通tsuuじないどうかjinaidouka頭atamaのno隅sumiでde良yoいからさikarasa置oいといてitoite
懐natsuかしさにkashisani釣tsuられるままrarerumama23マイルmairu
白shiroいi扉doaのno前碧眼maehekiganはha振fuりri向muいたita
「こちらkochira天国tengokuですdesu」
空色sorairoをしたwoshita、薄usuいi地面jimenがga、僕bokuをwo写utsuしたshita、いざiza参maiらんran
上昇jousyouしshi折oれre線senはha数字散suujichiらしてrashite急降下kyuukouka
自己喪失疑jikosoushitsuutagaいi恐osoれありreari、頭上zujouにni輪waっかがくるくるりんkkagakurukururin
応答outouせよseyo、はいこちらhaikochira01番ban、切符kippuのno所持確認出来syojikakunindekiずzu
黄色kiiroいiロroープpu張haってやろうかtteyarouka?
現実genjitsu、離脱ridatsu、シャングリラsyangurira
陽hiのno光反射hikarihansyaさせてsaseteエンゼルフィッシュenzerufissyuはha僕bokuのno目meのno前泳maeoyoぐgu
きっとkitto法則housokuはha通tsuuじないどうかjinaidouka頭atamaのno隅sumiでde良yoいからさikarasa置oいといてitoite
レジスタンスrejisutansu引hiきki連tsuれてrete77マイルmairu
警笛keitekiくわえてkuwaete金髪kinpatsuがga振fuりri向muいたita
「こちらkochira天国tengokuですdesu」
空色sorairoをしたwoshita、薄usuいi地面jimenにni、クラックkurakkuひとつhitotsu、いざiza参maiらんran
下降kakouしたshita折oれre線senはha数字掴suujitsukaまえてmaete急上昇kyuujousyou
自我拡散疑jigakakusanutagaいi恐osoれありreari、背中senakaにni白羽shirahaneふわふわりんfuwafuwarin
応答outouしろshiro、はいこちらhaikochira02番ban、渡航tokouのno意思確認出来ishikakunindekiずzu
笑止syoushi、何故此処nazekokoにいるんだniirunda?
地上chijou、群青gunjou、サンクチュアリsankuchuari
急kyuuにni重omoくなるkunaru瞼mabutaとゆっくりtoyukkuri開hiraかれるkareru扉tobira
もうmou思omoいi残nokoすsu事kotoないかいnaikai?遠tooくでkudeカラコロkarakoro下駄getaのno音oto
懐natsuかしさkashisa帯oびたbita老人roujinがga傍sobaでde僕bokuにni語kataりかけたrikaketa
「ほらあちらにおhoraachiranio行iきki、此処kokoにni来kuるにはまだrunihamada早hayaいi」
ばちりbachiri、止yaみかけたmikaketa脈拍myakuhakuはおhao星様散hoshisamachiらしrashi急加速kyuukasoku
「やはりyahari単純tanjunなna迷子maigoかka、早hayaくおkuo家ieへhe帰kaeりなさいrinasai」
「じゃあなjaana、もうちょっとmouchotto年喰toshikuってtte老fuけてからketekara出直denaoしてshite来kiなna!」
ああaa、なんとまあnantomaa口kuchiのno悪waruいi天使tenshiにni背押seoされsare急転落下kyuutenrakka!
歪yugaみゆくmiyuku景色keshikiにぐるりのnigururino空soraはha息ikiをwo飲noんだnda
幾千ikusenのno光hikariにni包tsutsuまれmare滲nijiんだnda世界sekaiはきらきらりんhakirakirarin
常tsuneにni白shiroきki幻maboroshiのno国kuniからkara離脱ridatsuしshi目覚mezaめよmeyo
ナnaースコsukoールru右手migiteにni持moってtte、彼岸higan、帰還kikan、邯鄲kantanのno夢yume