学級戦争 歌詞 初音ミク ふりがな付

叫さけんだ目覚めざまし 鳴なり響ひびくドアベルに似にている
「今日きょうも朝あさが来きた」
吸すい込こまれるように校門こうもんをくぐれば
そこはもう僕ぼくの戦場せんじょうなんだ

見みえない境界線きょうかいせんが 人ひとの間まを縫ぬい分わける
さり気げないおはようも命いのちがけで
また 君きみたちはその笑顔えがおで武装ぶそうしてる

ここは弾丸飛だんがんとび交かう中学校ちゅうがっこう いつだって交戦状態こうせんじょうたい
必死ひっしに被弾ひだんしないように 縮ちぢこまってる
僕ぼくらはとぼけた表情ひょうじょうで 言葉ことばのミサイル投なげつけた
それがどれほどの 威力いりょくかも知しらずに

千切ちぎった紙切かみきれ 紛まぎれて視界しかいに映うつりこんだ
それは一ひとつの選択肢せんたくしを以もって
黒板こくばんに白しろい線せんを増ふやす
「これが民主政みんしゅせいだ」と

仕組しくまれたシナリオを手てに 笑わらうのは誰だれの声こえ
どこに裏切うらぎり者ものがいるかすらも
まだ　わからないまま僕ぼくはこの教室きょうしつに
足あしを踏ふみ入いれてしまったんだ

これは戦争せんそうなんだよ、生徒諸君せいとしょくん。 席替せきがえは領土問題りょうどもんだい
ドッジボールみたいに グレネード投なげてる
僕ぼくらは皆みなこの学級がっきゅうで 人ひとの砦築とりできずきながら
チープなプライド 大事だいじに抱かかえてた

いつまでたっても平行線へいこうせん どちらも譲ゆずることはないの
激はげしくなってく応酬おうしゅうは 皆みんなの精神削せいしんけずるだけ
「もう　やめようよ」
こんなこと 誰だれも幸しあわせになるはずがない
その一言ひとことさえ言いえたら 良よいのにね

どうしようもないほどつっぱって 意固地いこじになってるうちに
収拾しゅうしゅうつかなくなっちゃった 互たがいに馬鹿ばかだね

これは戦争せんそうなんだよ、生徒諸君せいとしょくん。 本物ほんものの銃じゅうじゃないけど
”トモダチ”は傷きずついてった 散々さんざんわかったよね？
僕ぼくらはこの学級戦争がっきゅうせんそう そろそろ終おわらせるべきだ
皆みんなわかってる 本当ほんとうのところは
それでも戦争せんそうはまだまだ続つづいてく